| 樹と竹・列島の文化・北から南から/本館収蔵の竹の生活用具と福島県立博物館等が収蔵する重要有形民俗文化財の木・樹皮の生活用具等を展示
2007年 119P 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
あいさつ
鹿児島の文化の特徴の一つに「竹の文化」をあげることがで きます。竹細工の技術は、近年まで鹿児島の生活を支える基本 をなし、それによって生み出された生活用具は、東南アジアの 島嶼部や山岳部の少数民族と深く繋がることが明らかになって きました。一方、そうした東南アジアに繋がる竹の生活用具は、 日本列島内では南九州で吹き溜まり現象を示すことも明らかに なりつつあります。また,それらの背景として、両地域に共通 する竹の焼畑という生業形態をも指摘できるようになってきました。
これに対して,日本列島の北側には、「木、樹皮の文化」と 呼びうる生活用具の世界が存在します。それらは「ブナ林文化」 とも呼ばれ、西南日本の「照葉樹林文化」と対比されて、現在 多文化の日本列島という視点から議論されるようになってきま した。
本展では、本館が収蔵する竹の生活用具と, 福島県立博物館, 及び只見町が収蔵する国の重要有形民俗文化財に指定されてい る木、樹皮の生活用具などを一堂に比較展示し、本館と福島県 立博物館の共同企画の展示会として両館で開催いたします。ま た、国立民族学博物館の収蔵資料を用いて、北方少数民族及び 東南アジア少数民族との関連を示しながら、日本列島の文化的 な多様性と地域文化の特質を抉り出すととともに、両県の友好 関係を促進,発展させる機会ともしたいと存じます。
この度の特別展のために、貴重な資料の出品を快くご承諾い ただきました関係各位、並びにご指導・ご協力をいただきまし た方々に心からお礼を申し上げます。
鹿児島県歴史資料センター黎明館 館長 牛之濱 道久
お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。
中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷。ページ小黄ばみ。ご理解の上、ご入札ください。
もちろん読む分には問題ありません。188382 |