■コメント■
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ご覧いただきありがとうございます。
『左行秀』作と伝わる磨上無銘の長巻直し刀です。
左行秀は豊永久兵衛といい伊藤又兵衛盛重の嫡子として
文化10年に筑前国上座郡朝倉の星丸村に生を受けました。
自らを筑前左文字39代目と称し、それを刻銘した作刀が存在します。
天保初年に出府して細川正義門人の清水久義に鍛刀の技を学び、
弘化3年に土佐・山内家のお抱え刀工であった関田勝廣の推挙により
土佐に下って安政2年10月に土佐藩工となり当地で活躍しました。
万延元年の終りから文久2年の初め頃に再び江戸に上り、
深川砂村の土佐藩邸に居所を構えて作刀し、慶應3年夏に土佐に帰りました。
土佐と江戸を往復していた際に坂本龍馬の実兄・坂本直方などの依頼により
作刀していた事でも有名で、この後より「東虎」と銘しています。
新々刀最上作として名高い左行秀は「土佐正宗」の異名を取り
土佐藩15代藩主である山内容堂からも「今様正宗」と絶賛されるなど、
同時代的な評価が極めて高かったことでも知られる新々刀屈指の名工です。
本作は愛知県の名家に伝来した四桁大名登録の一振、
左行秀ならではの作域を顕著に示した出来見事な名品です。
腰上の鎬地を削いだ長巻直し鵜首造の体配を呈し
刃長2尺5寸7分と極めて長寸かつ大鋒が一段と鋭く延び、
身幅広く重ねゴリッと肉厚な豪壮姿に無類の覇気を纏います。
梨子地風に詰んだ小板目肌に柾ごころ交えて潤い
地沸微塵に厚くついて細かに地景入り淡い映りが立ち、
刃文は変化に富んだ腰高な湾れを焼いて長い棟焼かかり
淡雪の如き沸の粒子が充満して金筋かかり地刃冴えるなど、
巨匠・行秀にしか成し得ない出来口を表した珠玉の名刀です。
極大の素銅ハバキと漆塗の鞘は本作の特別な伝来を物語り、
鑑定審査による極めにも大いに期待できる唯一無二の逸品です。
土佐の誇る新々刀最上作工『左行秀』として名家に伝わった
豪壮長大にして出来素晴らしい長巻直しの名品を末永くご愛蔵下さい。
ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。
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■詳細■
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◇◆ 寸法 ◆◇
刃長:77.8cm 元幅:3.38cm 先幅:3.00cm 鋒長:11.5cm
元重:0.90cm 先重:0.75cm 反り:1.9cm 目釘孔:1個
刀身重量:1,162g ハバキ重量:74g
(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)
◇◆ 状態 ◆◇
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。
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■お支払方法■
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◇Yahoo!かんたん決済◇
・ご決済を確認後、商品を発送致します。
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■発送方法■
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◇◆ 発送方法 ◆◇
・基本的に 送料元払 で発送致します。
◇◆ 送料 ◆◇
・送料は全国一律 2,200円 です。
・品物によっては同梱発送も可能です。
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■その他■
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・気になる点はお気軽にご質問下さい。
・画像の刀掛けは付属致しません。
・著しく評価の悪い方は入札を取り消しさせていただく場合がございます。
・スムーズで気持ちの良いお取引にご協力をお願い致します。
※近頃、落札者様から一切ご連絡をいただけない事例が発生しています。
評価が新規の方も歓迎しますが、質問欄より一言ご連絡をお願い致します。
ご連絡なき場合はいたずらと判断して入札削除する場合がございますので、
大変お手数とは存じますがご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
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