押型の映像でも分かりますように、元々から太刀として造られたものです。
生茎で刃取が大変古雅なことより、そのように思われます。
三重県の藤堂家の伝来と聞及んでおります。
■ カメラでは刃紋は映りませんので参照願います。
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三重県 令和3年 登録 形状・・・・身幅・重ね尋常で、腰ぞり、小切っ先 鎬造り。庵棟。 法量・・・・長さ二尺。反り七強。身幅2.7センチ。重ね6.5ミリ。先幅1.6センチ。先重ね3.5ミリ。 茎長さ12.7センチ。茎反僅か。 鍛え・・・・板目よく詰み、地沸よく付き、精良。表裏に映りたつ。 刃紋・・・・湾れ基調に小丁子・小互の目入り、沸裂け、金筋・飛焼等の働きあり。冴える。 鋩子・・・・焼きやや弱く、ほぼ焼詰め返る。 彫 ・・・・表裏に棒樋。 茎 ・・・・生 浅い栗型 棟方微かに角。刃方小肉つく。鑢目筋違。目釘孔一。
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生茎の太刀です。平安末期から鎌倉中期にかけて希に小太刀と称される小ぶりの太刀が現存しています。 元先の差があり、小切っ先で先反りが少ない姿より、元々より太刀として生まれたことがわかります。 刃中に十分の働きがあり、地刃に古雅の感あります。 うぶだしです。刃切れ・撓え・フクレ等の基礎的欠陥はないです。深錆びは認められません。 ただし、長く保存されていたための挽けと白雲状の薄錆びは微かに認められます。 研ぎ上げれば、出世する将来楽しみな一振りです。
古い白鞘に納められています。ガタはないです。
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