＊本商品は銃砲刀剣類所持等取締法第14条に基づき美術品として価値のある刀剣類として都道府県の教育委員会に登録がある刀です。
＊落札して購入後、銃砲刀剣類所持等取締法にもとづき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要です。
業物戦場刀！名工「宇多国宗」
試刀家・山田浅右衛門編著,古刀鍛冶備考「業物」
ほぼ定寸刀研磨済み！刀苑社「上々作」鑑定書付き
縁,頭,鯉口,責金,鐺,魚子地金具現代製半太刀拵え入り
半太刀縁、頭、鯉口、責金、鐺、魚子地金具
太刀木瓜鍔・真鍮地金色絵蟷螂図目貫
朱呂鞘・黒水牛角製栗形付き・栗型真鍮地しとどめ、下げ緒付き
誂え銅地ハバキ
居合試し斬り
□商品詳細
動乱の戦国時代に名工と称された、業物「宇多国宗」の刀です。
無銘ながら「日本美術刀剣保存協会」を設立した三人のうちの一人、村上孝介氏が主宰した「刀苑社」によって「上々作 宇多国宗」と認定され、鑑定書が付随します。
刀工集団「宇多派」は鎌倉末期に大和国宇多郡より移住した大和鍛冶が越中にて鍛刀し、国宗や国房、国久などが南北朝期から室町期に掛けて繁栄しています。
国宗は宇多派の開祖・国光の子とされており、名跡は新刀期まで襲名されました。
本刀の時代は南北時代後期〜室町時代前期、地金よく板目肌が良く練れて、小切先延びごころで反りが少なく、大和伝特有に鎬幅が狭く鋭い、先反りの刀になっています。
刃紋は沸出来直刃に穏やかな湾れあり二重刃がかかる。大変覇気の有る刀で、古い宇多派の特徴がよく出ています。
また特に古刀期の宇多国宗は業物として良く斬れることで有名で、古今東西の刀の斬れ味を試した試刀家・山田浅右衛門編著の文政十三年刊「古刀鍛冶備考」で「業物」に列せられています。
数百年前の刀ゆえの鍛え傷ありますが、鍛え傷は素延べ刀ではなく入念に鍛練された証であり、繁慶の作では特色とされており、実用にも何ら問題ありません。
（時代刀でも素延べ刀はあります。鍛え傷が気になる方は入札をご遠慮ください）
前述のように刀苑社村上氏の鑑定でも「上々作」と鑑定されています。
本刀はほぼ定寸の刃長に反り浅く小切先、元重ね厚く、先身幅は狭目と、近接戦での刺突効果を最大限に生かす体配です。
保管によるよごれあるものの、近年研磨済みの刀身で切先まで焼き刃が見えており、刃切れ、曲がりなく、現状で鑑賞も可能です。
長い時を経て、現代まで伝えられた刀です。時代の重厚さ、趣きを楽しんで頂けたら幸いです。
外装は五点一作金具半太刀拵え入り。
柄は手に馴染む黒純綿巻き。鮫皮は更に強固に黒く染めてあります。
縁、頭、鯉口、責金、鐺は魚子地半太刀金具。
目貫は真鍮地蟷螂図金色絵目貫。
時代物の金具の図柄でよく見られる蟷螂図は古来から「勇者の印」として武士に好まれた図柄です。
これは以下の故事に由来します。
『韓詩外伝』に
＜斉の荘公が狩りに行ったときにカマカリが前足を振り上げ車の輪を打とうとした。荘公が「これは何の虫だ」と問うと、「カマキリという虫で、進むことしか知らず、退くことを知りません。自分の力量をかえりみず相手に立ち向かっていきます」と答えたところ荘公は「この虫が人間だったら天下をとっていただろう」と言った。そして車を回させて蟷螂を避けて通り過ぎた。＞
鍔は豪壮な太刀木瓜鍔。
鞘は華やかな朱呂塗り鞘。黒水牛角製栗形が付きます。栗形には真鍮地しとどめ、下げ緒付き。
ハバキは誂え銅地ハバキ。
柄前の金具類は実用性から全て現代製を使用しており、綺麗な金具を使用した拵えは外装だけでも鑑賞して楽めます。
本刀は資料として貴重なだけでなく、現状で手を加えることなく居合・試し斬りに使用できます。
鑑賞用、居合・試し斬り、コレクションとして如何でしょうか。
種別 刀
銘文 無銘
刃長 約６７，１cm
反り １，１㎝
目釘穴 １個
元幅 約２８mm
先幅 約１７mm
元重 約７mm
先重 約３mm
刀身重量：約５２０ｇ
〈拵え〉
縁、頭、鯉口、責金、鐺：魚子地半太刀金具
鞘：朱呂塗り鞘・黒水牛角製栗形・栗形真鍮地しとどめ、下げ緒付き
柄前：黒純綿巻き・鮫皮黒染め
鍔：太刀木瓜鍔
目貫：真鍮地金色絵蟷螂図目貫
切羽：真鍮地地切羽２枚
ハバキ：誂え銅地一重
（多少の誤差はご容赦下さい。尚、刀掛けは付随しません）
＊コレクション、鑑賞用、資料、試し斬り用、お好きな方いかがでしょう。
□注意事項
＊落札して購入後、銃砲刀剣類所持等取締法にもとづき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要です。
＊本商品は銃砲刀剣類所持等取締法第14条に基づき美術品として価値のある刀剣類として都道府県の教育委員会に登録がある刀です。
＊落札後はノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルで宜しくお願いします。
落札後に持論を主張して返金、減額等を求める方がいますが対応しておりません。見解の相違は当然ありますので納得された方のみご入札ください。
＊研磨は基本的に美術刀剣研磨ではなく、居合抜刀用研磨なので刀身に微細なスレが残ることもあります。
＊登録証などの不正がある場合は返品可能ですが、それ以外の理由では返品は出来ません。
＊刀身にわずかなスレやヒケ、よごれ、小疵などある場合がありますので微細な点まで気になる方は入札ご遠慮ください。刀剣店での購入をお勧め致します。
＊銘の真贋については画像でご判断ください。目視で確認はしていますが刀匠、研ぎ師、鑑定士レベルでの刀身の曲がり、刃切れについては分かりかねますのでご了承ください。
＊柄巻きを牛表革、牛裏革、鹿革、正絹、各色に変更可能です（別途実費のみ必要）。また実用後の仕上げ研磨も比較的格安で請け負いますのでお気軽にご相談ください。
＊着払い発送。運送業者当方指定のみ。
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