1960年代に作られた アルパモデル6c です。レンズはマクロケルン50/F1.8 これに専用の金属製レンズフードとレンズキャップが附属します。銀色に塗られたボデイはとても美しいのです。6b型の透視ファインダーに非連動セレン式メーターを内蔵、ペンタプリズム一眼レフファインダーのみとし、従来の45度のファインダーは標準的な水平アイレベルファインダーとなり、軍幹部は角ばったモダンなデザインに変更されました。フィルムの巻き戻しは独特のパンタグラフ式クランクの迅速巻き戻し機構が採用され、最終機まで引き継がれています。2軸式M接点も標準的なDIN規格コンタクトに変更され、正面右下に移されています。このようにアルパカメラはある意味扱いにくいカメラの一つではありますが、カメラコレクターとしてはせめて1台は持っておきたいカメラです。スイスの比較的小さな工房で作られた手作りカメラの芸術品です。