整備済 実用品 動作保障3か月付 SONY CF-1980 ソニースタジオ1980 70代を代表するベストセラーラジカセ |
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出品者が「落札者様のお手元に到着してから3か月間動作保障」いたします。御使用なされる中で、不具合ありましたら無料で再調整させていただきます。(往復送料も出品者が負担いたします。)
綾小路きみまろ漫談ではありませんが、「あれから40年・・・。」 1976年発売ですから今年で48歳。人間も四十路を越えれば体にガタが来ます。 今回、整備するにあたり「発売当時の状態に極力戻し、今後も長期間使用できるようにする」を念頭にメンテナンスいたしました。 故障の定番部分と個別の故障にも対処しながら整備しました。
Cf-1980 は、単一モデルとしては異例の「4年間製造70万台されたベストセラー機」です。内部の電子回路は、発売当初の前期とカタログ落ちする後期までの2バージョンありました。
尚、今回の出品製品は前期モデルを整備しました。 ※スピーカーはソニーがOEM生産依頼したオンキョウ製16㎝ ロクハン4Ω5Wが採用されています。
●メンテナンス内容
★カセット部 樹脂製メカニカルベースよりパーツ単位(操作ボタン・ファンクションレバー・自動停止メカ・一時停止メカ・テイクアップリール等)に分解。パーツ個別に付着した汚れや油脂を綺麗に清掃。
ピンチローラー・アイドラーゴムを交換。
樹脂割れによる部品の脱落防止対策。
ヘッドを交換。
FGサーボモーターを分解し内部までメンテナンス。
★アンプ部 ノック・スライドスイッチ(ラジオバンド・録音再生・ファンクション切り替え)を電子基板より取り外し分解。端子に付着した酸化膜をきれいに除去。
電気特性の劣化した電解コンデンサーを交換。
劣化トランジスターを適宜交換。
規定値を満たさないソリッド抵抗器の一部を交換。
トランジスター(2sc710)のマイグレーション対策。 半導体ノイズの出始めたトランジスターは交換。
AGC(自動録音レベル)の調整。
ラジオ回路の感度調整。
★その他 ラジケーターを分解。針の振れが正常となるよう調整。 電池ボックス電極の清掃研磨。
入力ジャック端子(外部スピーカー・外部マイク・ライン入力・テープリモート)を本体より取り外して接点の不純膜を除去。接点間での接点抵抗が改善されましたので、「音切れ・テープモーターが突然止まる」等の不具合は全くありません。
●整備後の状態 ★カセット部 録音再生ヘッドは摩耗の殆ど無い部品に交換。ヘッドの座高を調整し、カセット内テープパッドとの圧着力を適正値にしました。よって、古いテープを再生しても「ヘッド鳴き症状(ピーーという不快な連続音)」はありません。
経年により硬化したピンチローラーをSONYで購入した標準ピンチローラーへ交換しました。再利用した硬化した物と異なり、新しく弾力がありますので、キャプスタン軸とシッカリ保持しながらテープ送りします。もちろん、巻き上げ(テイクアップリール)の力に負けてテープがグジャグジャになるような事はありません。
アジマス角を調整し録音・再生出力が適正値となるよう調整しましたので、不要な音濁りはありません。
テープ巻き上げ張力を調整しました。(トルクメーターで計測しながら調整。) 120分の長時間カセットテープ再生録音でも「ワカメ状に伸びる・筋状の傷がテープに付く」は無いと思います。
リール軸の脱落防止処理をしました。カセットの入れ替えを頻繁にしても軸が外れて飛び出す故障は無いと思います。 (脱落対策により、未処理品にありがちな「スプリングがピョ~ンと外れて飛び散り、軸が廻らなくなる」という事はマズないと思います。)
FGサーボモーターを分解整備しましたので、「油切れによる異音・ビブラートのような音揺れ・不整脈のような不規則なうスピード変化(コンキング)」はありません。
スラスト調整しました。持ち運びながらのテープ再生中に、連続して本体を後ろに倒したり手前に起こしても再生音は籠りません。
テープスピードは3000Hzの信号テープと周波数カウンターを使用し調整しました。ラジカセですが、ほかの録音機との互換も取れています。テープ巻頭・巻末でのスピード偏差による「音程の狂い」も実用上問題ないレベルです。 駆動用ゴムベルトの精度・仕上がり良い物に交換しましたので、周期的な音揺れもなくクラッシックテープ再生でも満足できるレベルに納まっていると思います。(出品者の主観です。)
★アンプ部
パワーアンプ回路のOTL出力トランジスター2石も正常。規定容量を満たさない部品を交換しましたから、小さい音量からボリュームを目一杯あげても音の歪みが少なくなりました。小音量でも音がカサカサした感じが無くなり、聴きごこちのよい音がスピーカ‐より流れます。(個人的主観ですが、音質はオリジナルに戻っていると思います。)
音量ボリュームのガリガリ雑音はありません。本来の仕様である「音量に応 じた低音補強」も正常にされてます。
磨滅により段差のできた表面を再研磨したヘッドではなく、磨滅の殆ど無くヘッド先端ギャップの仕上げ良いヘッドへ交換しました。録音レベルが上下変化する事なく、安定した音量で録音再生できます。
ファンクション切り替え・・・レバー切替は規定位置でカチッと音をたてながらロックされます。メカを分解して固くなったグリスを除去した上で調整してありますから、今後も故障無く長期間使用できると思います。
操作ボタン・・・粘度の高くなった古いグリスを除去。発売当時の状態と同じ感覚で操作できます。もちろん、キュー&レビューもキビキビ操作できます。語学の学習や聴きたい曲の頭出し再生に便利です。
ラジオの感度も良好。AMのバーアンテナは10センチで指向性も少なく受信感度は標準。Fはアンテナを伸ばして選局すると、拙宅は軽量鉄骨造(ヘーベルハウス)なのですが、室内でも感度良く受信できました。 ※環境下によって左右されます。あくまでも参照程度に・・・。
ライン入力ジャック内の切り替え接点に付着した汚れを除去。「ラジオ・カセットの音が急にでなくなる・外部入力の音がでなくなる」という問題はありません。外部入力にモバイル機器(ICレコーダー・スマートフォンやタブレットPCなど・・)を接続してモニタースピーカーとしても御使用いただけます。 ICレコーダー内蔵のスピーカーより断然、聞き取りやすくなります。Cf-1980の音質調整ボリュームで、会議・講演・講義も明瞭な音質でモニターでき、実用機としても便利です。
単一乾電池8本での使用できます。ラジオはアナログチュナーですから、現代のデジタルチューナー内蔵ラジオより断然、電池が持ちます。(デジタルは電池残量が少なくなると勝手に電源が切れてしまいますが、アナログチューナーは蚊の鳴くような音量まで鳴り続きます。)
●ご注意 整備完了後、サーモクロンGをトランスに貼りつけて温度測定。データーをパソコンでモニターし「異常発熱・トランス鳴き・異音が無い事」を確認しました。しかしながら万が一に備え、100ボルト電源では目の届く範囲で御使用いただきますよう御願い申し上げます。
●お支払 ヤフー簡単決済
●お届け内容 ①CF-1980本体 ②ソニー純正電源コード ③取扱い説明書(2色刷り複写製本) ④発売当時のカタログカラーコピー ⑤録音テストしたカセットテープ1巻
●配送方法
東京発 ヤマト運輸 120サイズ 送料着払い |
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