種名:Wujiajiania lyndasmithae
年代:Upper Cambrian
産地:Mckay Group Formation, Cranbrook Area,British Columbia, Canada
カナディアンロッキーの代表的な中型種であるウジアジアニアの、大型の化石標本です。
オルドビス紀の脚付きで有名なトリアルツルスと同じ科の三葉虫であり、大変栄した種でありました。
今回紹介する個体は、非常に珍しい形でクリーニングされた、大型の完全体標本です。
どの種類も数mm-2cmくらいのとても小さいものが非常に多いのが特徴ですが、こちらは3センチ近い巨体です。
私が見た中で最大の個体であり、本種の特徴をよく観察することができます。
古代エジプトのスカラベの装飾品を思わせるようなユニークな母岩が特徴で、無理でしょうがきれいに削れば三葉虫の指輪が作れそうです。三葉虫の判子のような不思議な形で、コレクションの中でもひときわ目立つと思います。
数年に一度の上級品です。
ぜひご検討ください。