◆東條英機(序)橋田邦彦(序)中島武(編)『北白川宮永久王殿下』清水書房、昭和17年・改訂版、菊判、全165頁、一冊.
◆北白川宮家の当主で、陸軍大学校を卒業後、駐蒙軍の参謀として赴任し、演習中に不時着機に巻き込まれて死亡した陸軍大尉(没後、少尉に昇進)北白川宮永久王の伝記を編纂した書物.永久王の生涯を写真を交えて詳細に解説.巻末には、永久王が作詩し、作曲家の信時潔らが作曲した「伊勢神宮にて」などの御歌や古関裕而作曲「嗚呼北白川宮殿下」などの歌詞と楽譜、北白川宮家の系図なども載録.北白川宮永久王の生涯を通して、軍人でもあった戦前の皇族の歴史をたどる貴重な文献.