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樂家初代・長次郎の代表作「俊寛」を再現した、黒樂茶碗の出品です。
千利休が薩摩へ流された弟子・俊寛にちなんで名付けたといわれる名碗「俊寛」の写しです。
長次郎特有の「無作為の美」が表現されており、やや内側に抱え込んだ口縁や、丸みを帯びた腰のライン、そして高台の造作に至るまで、本歌の寂びた佇まいを上手く表現していると思います。
黒釉は光を吸収するようなカセた風合
茶を点てた際の緑が非常に美しく映える一客。
口作り: わずかに内に抱え込まれた形状は、掌で包み込んだ際に格別の安心感を与えます。
釉調: 艶を抑えた深い黒と艶のある掛け分けです。
樂焼ならではの温かみと奥深さを感じさせます。
昭楽さんあたりの数物写しではなく、作家が一碗ずつ造りあげた作品です。
実用性: 俊寛写しは、その歴史的背景から「惜別」や「再会」の物語を添えてお茶席で使われることも多く、非常に重宝される意匠。
【状態】
鑑賞・使用を妨げるような大きな疵、欠け、割れなどはございません。
経年のにゅうは一つ見つかりましたが、漏れなどはありません。
自宅保存のアンティーク品につき、時代の風合いをご理解いただける方のご入札をお待ちしております。
【寸法(約)】
口径:11 cm
高さ:8 cm
高台畳付 五つ
付属品
箱等は無し、本体のみです。