「ブラッククレイ」
と呼ばれる特殊な粘土質土壌はメルロの生育に類い稀な素晴らしい影響を与えます。
この土壌で育つメルロは、熟成させるほどにトリュフなどを思わせる
「官能的」「魅惑的」なアロマを増加していくのです。
また畑の樹齢も別格で、
ジャン・ピエール・ムエックスの前の所有者、マダム・ルバは、1956年ボルドーの地が大冷害に襲われた際、
周囲の畑がこぞってブドウの樹を根こそぎにする中、生き残っている株を探し出させ、新しく接ぎ木し大切に守ったと言われています。
それ以降も古樹は大切に守りぬかれ、ペトリュスには
70年以上の樹齢の樹も多数存在しているのです。
常にこの最高の畑からのブドウから生まれる、力強い存在感には本当に驚くしかありません。
その畑のポテンシャルを見極め、今日のメルロ100%のペトリュスのスタイルを確立させたのが、
現当主「クリスチャン・ムエックス」氏。
彼がワインメイキングを手掛けるようになると瞬く間にペトリュスは世界最高峰のワインへと変貌を遂げたのでした。
2008年にはデキャンタの「マン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した世界屈指の醸造家です。
2007年のポムロールは超秀逸年。
温暖な春と冷涼な夏によって
※ハングタイムが歴史上最も長くなった
貴重な優良ヴィンテージです。
(※ブドウが樹に実ったままの状態で過ごす期間を指します。これによりブドウはより長く成熟し、風味豊かに実る)
熟成は、19年。
ここから更なる高みへと向かう途上にあります。
当地ボルドー地方ポムロール地区には、公的格付けこそありませんが、この「ペトリュス」や
「ル・パン」をはじめ世界屈指の名だたる最高峰シャトーがひしめき合う、
『世界最高のメルローワイン産地』。
こんな小さな村に優れた生産者が密集しているのは驚くべきことですが、
ポムロールをブルゴーニュに例えれば「ロマネ・コンティ」を抱えるヴォーヌ・ロマネの様な『聖地』の存在です。
昨今のボルドーワインの価格上昇は、手が付けられません。
さらなる価格上昇が起こる前にぜひセラーに忍ばせてください。