★日本陸軍昭和十五年制定雑嚢の精密再現品です。★
限定放出品となります。去年まで出品していた第二ロットのものではなく、少し前の第一ロットのものとなります。本体の作りは基本的に同じですが、なるべく実物にみる各バージョンを再現したく、第二ロットのものは正面の紐の縫い目の間隔の広いものを再現しており、それに対して第一ロットのほうは間隔の比較的狭いものの再現品で、こちらの放出品はその第一ロットのものとなります。
蓋の紐のカタツムリ状の縫い目は内部の分厚い台座の内に控えながら、形状をなるべく均等に保つ必要がありますので、非常手間のかかるものです。ここまでの再現はほかにはなかなかございません。こちらのものはその縫い目を少し修正した縫い痕のあるものとなります。使用に問題はありません。
実際実物にも時々見るもので、そのほか紐を回避しきれず、そのまま蓋に縫われてしまっているのもあったりするほど難しいものです。
通常に出品していたものより少しお安く放出いたします。コスト高騰で、15年仕様は現在製作しておりません。お見逃しなく。
日本製となります。
昭和十五年に十二年制定の雑嚢をもとに改正し、新たに制定された雑嚢でございます。戦時雑嚢以外、以降の雑嚢の基本形となります。腰フック及び紐留め式蓋が最大の特徴となります。留め紐は前代の雑嚢から改良され、異なる方法にて縫製されております。そのほか細部の裁断も少し変更されました。
お馴染みのいつもの雑嚢ですが、官給品の製法は複雑なものとなります。本作はそれに拘っております。特に留紐は実物と同様に強度を増すために、本体を直接に縫わずに独特な方法にて装着されております。
本作は実物の通りに締め紐を特殊な閂○縫いにてあて布に縫着してから、手の込んだカタツムリ状の縫い目にて蓋に縫い付けており、実物の形にこだわっております。
中国製品にみる単なる省略‘回‘の字の縫い方に、紐もそのまま蓋にミシン縫いするというものではありません。また蓋の本体の形も正確で間違ったものではありません。検印のほうも適正な位置に押してあります。締め紐の位置も適正なところに装着しており、過分に上よりだったり、両側よりだったりすることはございません。
腰フック留鋲、座金のほうは実物の色合い及び寸法(直径)をよく再現した特注品となります。極初期の昭和十五年制定雑嚢の形を忠実に再現しております。