こちらは1992年製Greco WP-550MPから外したものです。
ケーラーや独自規格のブリッジを開発していたGRECOが、ようやくそれを断念し1987年に誕生したフロイド型ブリッジがGreco G-FORCEです。
搭載機種も結構多く白田一秀モデルであるKS-85、KS-65、その母体ともいえる後期JJシリーズのJJ-115、JJ-75、JSH-75、後期BOMBARDシリーズのBOM-65、SPITFIREシリーズのSPF-70など、主にシリーズ上位機種に装着されていました。
ブロックも含め、プレート、サドル等オールスチールでできていますので、各部磁石にくっつきます。
またプレート部分もかなり分厚く、重量もあり、かなり重厚なブリッジです。
フロイドローズオリジナル等とは若干スタッドの幅が違います。
弦はもちろん、ボールエンドを切ってロックするタイプです。
弦間ピッチは10.8mm。スタッド間は約75mm。
ブロックは鉄製で、長さは42mm。
裏にMADE IN JAPAN刻印があります。
音質目では非常に有利なスチール製のブリッジになります。
コンディション:初代G-FORCEはオールスチールということもあって錆びやすく、程度のあまり良くない個体が多いのですが、こちらはほとんど使用感のない上物です。
さらに動作チェックを兼ねて一度完全にばらし、各パーツを磨いたのちに組み上げています。
アームはありませんが汎用の6mm径でOKです。
こちらはゆうパケットプラスで410円です。
ちょっとフロイド系ブリッジの中ではスタッド間が若干広めのため、流用は微妙ですがこれでないといけない機種もあります。
程度の悪いものへの交換やスペア用にご利用くださいませ。