<製品について>
・ネットで調査してもヒットしませんでした。しかし、すでに出品している「SHWA MT-608」と同じ型をしておりロゴ部分のみ異なります。昭和教材の別ブランドで製造・販売していたのではないでしょうか。
・ゲルマニュームトランジスタを10個使用したスーパーヘテロダイン方式のラジオです。ただ、低周波部に多くのトランジスタを使用しておりますが、中間トランスは2個と高周波増幅は弱いと思われます(普通3個です)。トランジスタ素子を多く使用して高級感を出した製品だったのでしょう。このようなタイプのラジオは1960年代に多くの無名メーカーで見られました。
・大きさ約(cm) 縦7×横11 ×厚さ3 重さ(本体、電池込み)239g
・電池は006P(9V)を使用します。
<整備について>
・中古ラジオを分解(三枚おろし)して清掃整備したものです。
・キャビネットは洗剤漬けで洗浄しましたがストラップ根元付近に溶け痕、擦り傷があります(画像3参照)。割れ・欠けは見当たりません。
・交換部品はコンデンサー6本です(画像8参照)。低周波アンプ部に多くのトランジスタを使用しているため、ケミコンの交換個数多くなりました。普通6石のラジオですと多くて4本くらいです。
・電池スナップの電極が黒ずんでいましたので研磨し接点復活剤を塗布しました(画像9参照)。
・VOLにも接点復剤を塗布しています。
<整備後の状態について>
・ガンガン大きな音は出ますが高周波部の回路が弱いため放送局から遠距離ですと感度がいまいちだと思います。札幌のような電波の強い都市部では感じませんが。
<その他>
・AMのみで10石とは此れ如何に。この見栄を張ったオーバーなラジオに懐かしさ・珍しさを感じる方いかがでしょうか。時代の遺物として価値があるかもしれませんね。
・発送前の動作試験に用いた電池はそのままお付けいたします。
・画像をよく見て頂き、新品同様を望まれる方は入札をお控えくださいませ。
<送付について>
・送付総重量が250gをオーバーしますのでレターパックプラス(追跡可能、520円)の予定です。
・包装資材・クッション材に再生品を使用させて頂きますのでご了承ください。内側はプチプチなど、外側は段ボールで巻き保護します。
・発送前に動作試験をしております。輸送時の故障・破損などにつては補償できませんのでご承知下さるようお願い申し上げます。