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ブルーレイ
ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート
EuroArts
正規盤
『ヨーロッパ・コンサート2014 フロム・ベルリン』
● ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
● エルガー:交響的習作『ファルスタッフ』 Op.68
● チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)
収録:2014年5月1日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
1882年5月1日に創立されたベルリン・フィル。毎年記念日である5月1日に行われるヨーロッパ・コンサートは、ヨーロッパ各地の名所旧跡で行われ聴衆を楽しませています。2014年は、ベルリン・フィルの本拠地ベルリン・フィルハーモニー。2014年は開場50周年を迎えたため、地元ベルリンで開催されました。プログラムは、シェイクスピア生誕450周年にちなむ作品を取り上げています。指揮はバレンボイム。
コンサートは、シェイクスピアの戯曲「ウィンザーの陽気な女房たち」に基づくオットー・ニコライのオペラ『ウィンザーの陽気な女房たち』の序曲で開始されます。そして英国を代表する作曲家エルガーの交響的習作『ファルスタッフ』。シェイクスピアの戯曲「ヘンリー4世」に登場するファルスタッフを管弦楽曲で描いた作品です。R.シュトラウスの交響詩を思わせるオーケストレーションと、エルガーらしい抒情的に歌われる穏やかなメランコリーが魅力的な曲。ベルリン・フィルの巧みな表現力とバレンボイムの的確な解釈で聴かせています。
そして最後はシェイクスピアを愛した作曲家、チャイコフスキーの交響曲第5番。この作品は近年ベルリン・フィルではあまり取り上げられていませんが、バレンボイムは、1995年にシカゴ響と2004年にウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラと録音しています。人間の感情表現が織り込まれた作品で、音響的な盛り上がりをみせる終楽章に向けてテンポがあがっていき、バレンボイム特有の密度の濃い演出で、高い演奏効果が感じられ、公演の興奮が伝わってくる演奏です。