数十年も昔の材料で制作された「年季の入った古いステッカー」です。
前所有者様の入手から7年が経過した古い「スペクターCO@完全型抜き(黒×白文字)」です。
昨年11月以来、5ヶ月ぶりの出品であり、当方が所有する最後の1枚で御座います。
当時の職人さんが手作りされた昔ながらの「抜き型」を使って「完全型抜き仕上げ」された高級品です。
幻の「浅草スペクター」を原案として進化~デザインされた「スペクターCO@完全型抜き」は
「横向きドクロ」「正面ドクロ」などと同様の人気を誇り、当時のポスターやカレンダー、
写真集などにも頻繁に掲載された最も有名なステッカーといえるでしょう。
グラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管されていた品ゆえ状態は経年相応ですが
前述のように、数十年も昔の材料で制作されたヴィンテージステッカーですので
経年による「ヤレ感」「ヨレ」「湾曲」「圧し痕」「小キズ」「スリット痕」などが御座います。
OB会で問題視され「法的措置」が検討されております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
著作権法上とても重要な意味をもつ初版制作時の原版フィルム、当時の抜き型などは、
制作に携わられた先輩方よりわたくしが預かり40年に及ぶ長きにわたり大切に保管しております。
近年登録された「商標登録」などは、わたくしどもの有する「先行著作権」に対して
なんら効力は及びませんのでご安心のうえご参加くださいませ(商標法第29条参照)
伝統の最大チーム「スペクター」の数ある看板の中でもマニア垂涎の激レア品です。
本作は「コンピュータ文字」と呼ばれる極めて初期にデザインされたステッカーで
「愛國」の書体がゴシックのバージョンで御座います。
同じ「コンピュータ文字タイプ」も数種が制作されており、他のタイプと比べますと
文字と文字との間に入れられたドットのサイズが小さいこと、ドットの数が少ないこと、
「愛國」の写植文字が異なっていること、裏紙にスリットが1本入っていること、
ドクロの指が繊細なこと、そしてサイズが若干大きいことなどが相違点です。
本作は「黒×白文字」のほかにも「黒×赤文字」「ブルー×白反射文字」「赤×白反射文字」
「黒×オレンジ反射文字」「黒×白反射文字」「ブルー×銀HL(ヘアライン)文字」「黒×金HL文字」
そして「黒×オレンジ文字の内貼りタイプ」など数種の材質および色違いが確認されております。
カミナリ族~サーキット族~暴走族と呼称が変わった日本のモーターサイクルギャング史上、
カミナリ族時代からの巨大パワーを誇る伝統の最大チーム「スペクター」
全盛期には都内だけで3000名(2000台)以上の動員力、全国で数万人が「スペクター」を名乗りました。
ステッカーの種類も都内だけで数十種、全国では百種をはるかに超えるといわれ
「マスコットイラストのドクロの向き」や「手の向き」「写植文字のバージョン」などで区別し
「愛國」「正面」「横」「横@手互い違い」「コンピュータ文字」などの名で呼ばれております。