千葉県を拠点とする某著名資産家様よりの完全初出し品を数日に渡り一挙ご紹介致します。
この度諸事情により、長年に渡り蒐集されていた古今東西の美術品をはじめとする膨大なコレクションの一部をこうしてヤフオク上にて出品する運びとなりました。(M様ありがとうございました!)
様々なジャンルのお品物の出品となりますので、どうぞ一点一点ご吟味頂き、ご自身の審美眼に適うお宝をご所望下さい。
本物保証! 透明釉を掛けて高温で焼成した白磁に赤や黄、緑の色釉で文様を描き、再び低火度で焼き付ける上絵付(色絵、釉上彩)の技法は、金(宋)~元代頃の磁州窯で世界で初めて開発され、のちに景徳鎮へ伝播して元代には五彩として発展しました。
牙白色の半磁器に簡単な花文様や吉祥文を描き色釉を散らした金~元時代の釉上彩は、その素朴な雅味が日本人の好みに合い、日本ではこれを「宋赤絵」と称して蒐集家に高い人気を博しました。
釉上彩(紅緑彩)瑞獣仙人図双耳瓶です。
高台内には中国文物局による審査をパスし、国営の骨董店にて扱われた正式な証拠でもある鑑定蝋印が施されています。 (※中国では基本的に骨董品の国外への持ち出しが禁じられており、中国文物局の中にある文物鑑定センターにてプロによる審査が行われ、その審査をパスしたお品だけが蝋印を押され国営文物商店に並びます。)
双耳を配した器の表裏に瑞獣に乗った仙人の姿を描き意匠とした一作で、三色の色釉は落ち着いた発色を示し、やや緑味を帯びた釉肌には大きな貫入が無数に走ります。
高台内に「宋」款、中国文物局鑑定蝋印あり。
是非この機会をお見逃しなく!
|
|