この1972年に発表された古典的名盤は、「Highway Star」の出だしの分厚い響きを聴けば分かるが、ディープ・パープルがとりわけ大規模なサウンドを誇っていた時期のものだ。ここに記録された彼ら5人の日本ツアーでは、リッチー・ブラックモアのギターとジョン・ロードのキーボードが主導権を握り、しょっぱなから濃密なバンド・サウンドを展開。ドラマー、イアン・ペイスは始終ヘヴィでラウドなスナップを聴かせる。アルバム『Machine Head』から派生したツアーの中で、ディープ・パープルは長時間に及ぶ見事なジャムを繰り広げることがあった。その結果、収録曲の大半が10分台に達し、締めくくりに「Space Truckin'」のいまや伝説的なライヴ・パフォーマンスが披露される。本作が、ハード・ロックの真髄を伝えるライヴ・レコーディングのひとつと世に評されるのも納得だ。これは燃える。装いも新たになった『Made In Japan』は、スタンダード・ヴァージョンのCDより価格がアップしたぶん音質が向上している。
※ケースの爪が欠けています。
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