ツアーからのフィードバックから生まれたフォルム
新しい「JAWS FORGEDウェッジ」の前作とのもっとも大きな違いは、形状にあります。
リーディングエッジはストレートなものから、よりボールを拾いやすい、やや丸みを帯びたものにチェンジ。
さらに、ヒール側もより懐を感じさせる高めのものとなり、シャフト、
ホーゼルからフェース面にかけて一体感のある処理となっています。
全体のフォルムは、ツアーでも人気を博した2007年のX FORGEDウェッジを思い起こさせるものです。
また、ヘッド重量を軽くしたことでクラブバランスも軽くなり、操作性が向上している点も注目です。
溝と溝の間に、マイクロフィーチャーも初搭載
「JAWS FORGEDウェッジ」では、軟鉄鍛造ウェッジで初めてマイクロフィーチャーも搭載されました。
溝と溝の間に小さな凸部を構成しているもので、かつ、溝に対して斜めに配されています。
とくにフェースを開くアプローチにおいて、角が鋭い37Vグルーブ、
溝を際立たせるノーメッキフェース仕上げとともに強烈なスピンを生み出します。
なお、マイクロフィーチャーと37Vグルーブが採用されているのはロフト54~60度モデルとなり、
46~52度のモデルでは20Vグルーブとなっています。
タングステン・テクノロジーでロブショットを思いどおりに
ロフト54~60度のモデルでは、JAWS RAWウェッジで初採用となったタングステン・テクノロジーが導入されました。
ロフト54、56度のモデルではバックフェースのトウ側1つ目のウェイトポートに、
ロフト58、60度のモデルではトウ側2つのウェイトポートに、それぞれタングステンを配置しています。
これにより、重心位置はトウ・ヒール方向のフェース中央に位置することとなり、
とくにフェースを開いて打つショットの際のヘッドのブレを軽減。
イメージどおりのロブショットを可能にしています。
ZグラインドをJAWS RAWウェッジに続いて採用
ソールでは、こちらもJAWS RAWウェッジで初採用となったZグラインドが、
ロフト56~60度のモデルに導入されました。
ワイドなソールにCグラインドを施したような形状で、
トレーリングエッジ側だけでなくリーディングエッジ側にもわずかに面取りを行っています。
Cグラインドのさまざまなライへの対応力を受け継ぎながら、芝に刺さりにくく、
かつ芝を滑って抜けやすい、やさしさまでも持ち合わせたソールです。
仕上げは2種類で、いずれもノンメッキフェース
「JAWS FORGEDウェッジ」のロフトラインアップは、46度から60度まで、2度刻みの計8種類。
46~52度では、Cグラインドが採用されています。
ヘッド仕上げは、クロムメッキとチャコールブラックの2種類で、
先述のようにいずれもフェース面はノーメッキとなっています。