■作家・作品詳細
中村清治 (なかむらせいじ)
1935年~
洋画家。
伊東廉に師事。
中村清治の作品の特徴は、静物や風景などを独自の色づかいで
詩情豊かに描いている点である。
オーソドックスでトラディショナルな作風でありながら、
フォルムの単純化、明暗を絶妙に使い分けたその色彩感覚に
明快な色彩使いで描かれるマチエールはまさに写実的である。
人物画を主に描き続けている中村清治は数々の名誉ある賞にも
輝いていることで、日本の美術界に名を馳せている。
略歴
1935年 神奈川県横浜市生まれ
1958年 東京芸術大学油画科卒業
伊東廉の教室で学ぶ、卒業制作で学内賞の安宅賞を受賞。
卒業後はグループ展「大地」を結成して作品を発表。
1966年 東京・銀座で初個展開催、
画壇や展覧会には出品せず、個展、グループ展を中心に
作品を発表する。
1972年 個展(東京) 渡欧
1974年 上野の森85年の歩み展 「黎の会」結成に参加
1975年 サロン・ド・サンコム展
1976年 渡仏し制作活動
1977年 東京・銀座の2会場で個展開催 「和の会」結成に参加
1981年 個展(泰明画廊)
1983年 渡欧
1987年 中村清治展(読売新聞者主催、東京・名古屋・大阪)
1989年 個展(大阪)
1991年 渡欧
1992年 個展(東京・大阪・富山・北海道)
1997年 個展(泰明画廊)
2004年 個展(泰明画廊)
2011年 11月、逝去。享年76。
代表作に
「ピンクのブラウスの婦人」、
「ガラスコンンポートのある静物」、
「椅子に座った婦人」、「薔薇のある卓上静物 赤」、
「フィレンツェ風景」、「シャトーのある風景」、
「絵の前の裸婦」など。
美術年鑑2015年物故欄掲載
★作品タイトル「パンジーの静物」
部数:150部限定
制作:1991年、赤川版画工房
版元:株式会社ウメダアート。
版色:24版24色
中村清治といえば、「女性」や「静物」を題材の作品を
連想させます。
赤・オレンジ・グリーンなどの落ち着いた色合いを使いこなし、
油彩画の王道を歩む作家です。
前期ルネッサンスから続く遠近法と、人体解剖に基づく人体描写は
芸術を学ぶ人がお手本にするべきではないでしょうか。
中村が描く女性ははっきりと表情を描写せず、鑑賞者が思いを
巡らせる部分を残しているのではないかと感じます。
具象画のジャンルに含まれますが、リアリズムとは一線を画す様式で
人気を博しました。
☆本作品は真作を保証致します☆
万が一、真作でない場合は返品、返金を申し受け致します。
その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。
存命作家の場合は作家本人より、
物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。
■サイズ・コンディション、その他
サイズ
作品 40cm×31cm
額縁 64cm×54cm
コンディション
作品は良好な状態です。
額縁は概ね綺麗な状態です。
経年物ですが使用感の少ない良品です。
その他
作品面マージンに作家直筆サイン、エディション、エンボス印有り
かぶせ箱有り
見出し掲載欄の「商品の状態」は、作品の評価としますので、
額縁の状態は別途コンディションにて参照下さい。
基本的に額縁は無価値とお考え願います。
尚、額縁や作品の主観による評価の双方の差異はご容赦願います。
☆☆真作と模写の表記☆☆
【真作】
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作者自身、又は著作権者等で作成した
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【模写】
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(複製画、オフセット、ポスター、工芸品など)
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物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。
☆☆額装取付け(シートのみの出品分など)、取替え(現状額縁の交換)☆☆
全ての出品作品に於いてご相談致します。
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