ソニー・スティットがビッグ・バンドをバックに吹きまくったワンホーンアルバム。
タイトル通り全編クインシー・ジョーンズのアレンジによるビッグ・バンドをバックにソニー・スティットが
縦横無尽に吹きまくったワンホーンアルバムと言いたいアルバムです。
クインシー・ジョーンズのツボを押さえたアレンジがソニー・スティットのソロを盛り上げています。また
バックのメンバーがオールスター級です。J.J.Johnson, Hank Jones, Thad Jones, Joe Newman, Celdan
Powell etc 特にフレディー・グリーンのリズムギターがバンドをスイングさせています。ただしバックの
メンバーはあまりソロはとりません。その分スティットのソロが冴えます。全編アルト・サックスというのも嬉しいです。
クインシー・ジョーンズのアレンジは一見ヘッドアレンジ風ですが、ちゃんとTPOを考えたツボを押さえたものです。
そしてカウント・ベイシーを彷彿とさせるサウンドが心地よいです。クインシーのオリジナルブルースQuinceなんか
サド・ジョーンズがソロをとりまるでベイシーを聴いて居るようです。思わず縦揺れしてしまいます。いずれも
クインシー・ジョーンズのイカしたアレンジと寛ぎに満ちた演奏です。
ソニー・スティットの溌剌としたソロが十二分にたのしめるワンホーン的ビッグバンドです。
ビッグバンド嫌いなモダンファンに是非とも聴いていただきたいアルバムです。
| 1 My Funny Valentine / マイ・ファニー・ヴァレンタイン
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| 2 Sonny's Bunny / ソニーズ・バニー
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| 3 Come Rain Or Come Shine / 降っても晴れても
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| 4 Love Walked In / ラヴ・ウォークト・イン
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| 5 If You Could See Me Now / イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ
6 Qunce / クインス
7 Loveer / ラヴァー
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| 6 Quince / クイン7
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| 7 Lover / ラヴァー |
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