種別:脇指
銘 :国廣(堀川)
時代:江戸初期
長さ:38.5cm
反り:1.0cm
元幅:28.6mm
元重:6.6mm
先幅:21.5mm
先重:5.2mm
重量:388g(刀身のみ)
付属品:白鞘、白鞘袋、鑑定書(刀苑社)
堀川国広は、新刀を代表する名工で、埋忠明寿と並んで新刀の祖と称えられています。
国広は、元々九州日向国の飫肥城主だった伊東家に仕えた武士で、同家没落後に山伏となって諸国を遍歴しつつ鍛刀技術を磨き、各地で作刀しました。文禄頃から豊臣秀吉の引き立てにより再興した旧主である伊東家に再び仕えましたが、日向へは戻らず、慶長四年より京都の一条堀川に定住しました。生存当時から国広の名声は高く、多くの武将や大名が挙って彼に注文したと伝わっています。また、彼の名声を高くしているのが、堀川一門と呼ばれる優れた弟子達を育てたことです。越後守国儔や出羽大掾国路、大隈掾正弘などの直系の弟子達に加え、孫弟子には井上真改、曾孫弟子には津田助広と枝葉のように広がった一門には新刀を代表する名工が多く名を連ねています。
本脇指は、生茎在銘の作で、刀苑社の最上作認定鑑定書と研磨の人間国宝本阿弥日洲師の鞘書が付帯しています。
姿は、鎬造、庵棟、長さに比して反りつき、鋒中鋒となる。鍛えは、板目肌に処々にザングリとした肌、流れごころの肌交じり、地沸つき、地景入る。刃文は、中直刃に浅い湾れ、互の目交じり、小足、葉よく入り、金筋、砂流しかかる。
鍛えや錆などは僅かに見られますが、地刃共に明るく覇気に富んだ堀川国広の佳作です。
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