電波技術1973年（昭和48年7月号）の「設計・製作名パワー管アンプ」に記載されていた
「世界の名器を凌駕する最高峰機」と題された、設計者（井草篤正）氏の作品をベースにした
音質本位の思想で設計された。
その後、オーディオ・アート社がModel AA-8800Tとしてキット発売されました。
≪設計概要・仕様の抜粋≫
①最高峰にふさわしい音質・・名機マッキンMC275に対して遜色ない音質
緻密で芳醇な音質
②NFB＝5.5dBの低帰還型・・・音質優先でNFB量を決定
③低歪率特性を誇る・・・回路設計と優秀な出力トランス（TANGO）を採用
④無類の安定性と高い信頼性・・・電源電圧が±10%変動しても全く安定した動作。
≪主要パーツ等≫
・シャシー オーディオアート A-1型（鉄板1.6mm)
・出力トランス（タンゴ）FW-100-５×２
・電源トランス（タンゴ）MS-450D×１
・チョークトランス (タンゴ) MC-1.5-500D ×１
・真空管
出力管 エレハモ製 KT88EH ×4 （新品同様のマッチドペア）
ドライバー段東芝 12BH7A×２
位相反転段東芝 6FQ7/6CG7 ×２
初段東芝 12AT7 Hi-s ×1 (シールドケース付）
◆整備内容
・高圧電源平滑用ブロック型電解コンデンンサーは日本ケミコン製に交換。
チューブラタイプの電解コンデンサーはUNICON製に交換。
・カップリングコンデンサーはシズキ製フィルムコンデンサーに交換。
・DCバイアス調整、DCバランス調整用可変抵抗器は通測用に交換。
・出力管のカソードに10Ωの抵抗を挿入し、バイアス調整（プレート電流調整）を容易にしました。
・真空管の寿命を考慮して、カソード電圧を0.48V（プレート電流48mA）に設定しました。
・入力レベルボリュームは通測用に交換。
・スピーカー端子はバナナプラグ対応金メッキ仕様に交換。
・RCA端子は金メッキ仕様に交換。
◆＜動作確認・試聴＞
・整備後各部の動作電圧を測定をした結果、R/Lchで大きな差異は無く正常に動作していることを確認。
・管球プリアンプに接続して動作を確認し、柔らかく、それでいて輪郭のはっきりした艶と力強さ
のある音質を堪能できました。
愛聴しているJAZZボーカルでは温かみのある芳醇な音質で最高の雰囲気でした。
コンデンサーのエージングが進むと音のエッジが取れてより円やかな音質になってきます。
・ハムや残留ノイズも殆ど気になりませんでした。（ヤマハNS-1000Mで試聴。私感ですが）
・あくまでも素人が趣味で整備を実施しましたので測定機等による諸特性等のチェックしていません。
試聴による私感ですので完全な動作やデーター等を気にされる方は入札をご遠慮願います。
◆＜外観＞
・幅 400mm、奥行 320mm、高さ 200mm、重量 約27Kg
◆必要でしたら参考にした資料（回路図含）とバイアス調整方法を添付致します。
◆専用の電源ケーブル（メタルコネクター仕様）が付属します。
◆上記内容をご理解の上ノークレーム、ノーリターン、ノーキャンセルで入札願います。
◆外観等で過度に神経質な方は入札をご遠慮願います。
◆商品の発送は厳重に梱包してクロネコヤマト宅急便（発払い）で対応します。
送料及び振込み手数料は落札者様にてご負担願います。
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