これは元々アンプ技術者が KENWOOD のアンプの中に部品を配置したプリアンプです。ウッドケースも見事に自作されています。また前所有者がいくつか真空管などを交換されています。以下特徴を列記します。
・フォノイコライザーはCR型、MM/MC対応
・電源トランス、チョークコイルは橋本トランス製、MCトランスは染谷電子の特注品 MC-71
・ヘッドホンアンプは専用回路でTalema製トランス独立設計
・真空管は PHILIPS(Mullard)12AT7WA、PHILIPS 6C4、TESLA EZ81等、 ビンテージNOS管
・ディスクリート型オペアンプ
・オーディオ専用純銀ヒューズ
・サイズ:W300 D350 H175、重量:10.8㎏くらい
刺さっている真空管を外して出自を確認してはいませんが、真空管らしい腰の据わった豊潤な響きの音だと思います。フォノ入力の時にわずかにハムが入りますが、音楽を聴いている時には全く分かりません。CD を聴くとパワーアンプに直に繋いだ時よりもチンチン、シャラシャラした音がしっとりと変わって管弦楽などの弦の音がとても美しくなります。ガッチリ作られた、ずっしり重いアンプです。持っておきたいのですが、場所がないので出品します。管球アンプに慣れた方の落札を希望します。梱包は万全を期します。クレームなし、返品なしでお願いします。
(2024年 3月 28日 8時 13分 追加)バランスつまみ、トーンコントロールはありません。その分音の鮮度は高いと思います。
また、管球アンプのアースはとても重要です。私はフォノケーブルに付属しているアース端子をこのアンプのアース端子のネジに止めるだけでなく、このアンプのアース端子からさらに壁の電灯線の差し込み口にあるアース端子に繋いでいました。それから、レコードを聴く際のハム音は真空管を替えると消えることがあります。いろいろ試してみてください。