西アフリカ、カーボ・ヴェルデの歌姫、マイラ・アンドラーデ。日本でも注目されたデビュー作『ナヴェガ~航海』(2006年)から3年半ぶりとなるセカンド・アルバム!マリーザ・モンチの作品を手がけ、カルリーニョス・ブラウンやキューバのジューサとの仕事でも知られるブラジルの若手トップ・プロデューサー、アレ・シケイラをはじめ、お馴染みジャキス・モレレンバウム(ストリング・アレンジ)、ロベルト・フォンセカ(ピアノ)やマルコス・スザーノ(パンデイロ、カホン他)といった豪華なゲスト陣のバックアップもあり、カーボ・ヴェルデ独特のリズムや旋律、ハスキーで郷愁にあふれたヴォーカルはそのままに、よりブラジル音楽との密接な繋がりが反映された傑作。カーボ・ヴェルデの女性たちが置かれた苦境、ベルリンの壁の崩壊、そして市井の人々の不確実な未来を一息で表現した、当地の音楽家/詩人カカ・バルボザの楽曲「Juana(フアナ)」から、マイラ自身の内面を掘り下げた「Konsiensa」まで、様々な物語がお互いを補完しながら紡がれていく世界観も魅力的。歌詞はフランス語で歌われる1曲を除いて全て、ポルトガル語が変形したクレオールであり、その独特の響きを楽しめる。
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