~西独プレスについて~
そのドイツ・グラモフォンが1980年代コンパクト・ディスク(CD)の市場拡大を狙って、ハノーファーに当時世界最大のCD製造工場を建設。
優れた品質が高い評価を受け、世界中からCD製造の受注を受ける。
日本でもCD登場当初はハノーファーで製造されたものを輸入し、日本語帯及び日本語解説書を付属して販売されていた。
※西独プレス/ハノーファー工場でプレスされたものには4種のマトリックスが存在する。
その詳細は以下の通り。
①Polygram, Hanover, West Germany期~規格番号の刻印しかないディスク(1982~1985)
②PDO(Philips Du Pont Optical)期(1986~1991)
③PRS(PolyGram Record Service)期(1991~1992)
④PMDC(PolyGram Manufacturing & Distribution Centers)期(1993~1999)
④以降は『UNIVERSAL』に統一されてしまい、引継ぎハノーファー工場でプレスされたものの
西独プレスとは言われない。
初期のものほど音質が良いと云われている。
【収録情報】
『フィデリオ』には4種の録音(① 1948年ザルツブルク・ライヴ、② 1950年ザルツブルク・ライヴ、③本録音にあたる1953年ウィーン・ライヴ、④翌日以降に同じ顔ぶれで行なわれたEMIスタジオ録音)があります。
この1953年ウィーン・ライヴは、1953年EMIスタジオ録音の音質には及ばないものの、明瞭明晰で解像度高く自然な音色で録音されています。
何よりも台詞もまじえた全曲のライヴ録音であること、そして、生き生きとした音楽の流れの良さで、適度の緊張感をもって、豪華歌手陣も含めて演奏されていることなど、フルトヴェングラーの『フィデリオ』の中では最高の出来映えであり、嵐が吹きすさぶようなすさまじい『フィデリオ』が実現しています。
● ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』 Op.72 全曲
マルタ・メードル(ソプラノ:レオノーレ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール:フロレスタン)
ゴットロープ・フリック(バス:ロッコ)
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ:マルツェリーネ)
ルドルフ・ショック(テノール:ヤキーノ)
オットー・エーデルマン(バス:ドン・ピツァロ)
アルフレート・ペル(バリトン:ドン・フェルナンド)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音時期:1953年10月12日
録音場所:アン・デア・ウィーン劇場
録音方式:モノラル(ライヴ)
※当ディスクはハノーファー工場プレス第2期PDO期~全面アルミ蒸着仕様-西独プレス盤となります。
この時期の西独プレス全面アルミ蒸着仕様盤の音質は、中低域が厚く非常に優れています。
『FONIT CETRA』西独プレス/全面アルミ蒸着仕様盤はすでに廃盤です。
お探しの方はぜひこの機会に。
《コンディションの詳細》
ディスク:全面アルミ蒸着盤。Disc1&Disc2ともに薄いスレ傷多数有り。
Pケース:スレ有り。
ブックレット:ブックレット付属。表紙及び裏表紙に若干痛み、汚れ有り。中身は綺麗です。
帯:帯は元々ありません。
再生状態:marantz『SA-10』とSTUDER『A730』で再生確認済みです。
以上をご理解頂いた上でのご入札をお願い申し上げます。
ご落札頂いた際は、『ノークレーム・ノーリターン』でお願い致します。
※フルトヴェングラーの稀少盤を一挙出品中です。
なお、新規の方や悪い評価が著しく多い方は、ご入札する前に質問からご一報下さい。
質問からご一報無く、ご入札またはご落札された場合は、
落札者都合で削除させて頂きます。
あらかじめご了承願います。
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何卒宜しくお願い申し上げます。