フルサイズ換算200mm望遠までのレンズで星野写真や星景写真を撮影するためのポータブル赤道儀です。
星野写真では1〜数分露出の画像を複数枚スタックすることを前提に3Dプリンター製の
ヘリカルギヤで
遊星歯車減速機(3段)を構成することで低コストを実現、分解能20μm未満の3Dプリンター導入とギヤトレーンの見直しで
従来の遊星歯車赤道儀より高精度になりました。
画像の円筒形キヤケースの中に12枚の歯車で構成された遊星歯車減速機が入っています。
スイッチで恒星時追尾と星景写真用の0.5倍速追尾を切り替えられます。
脱着式3倍のガリレオ式正立簡易極軸望遠鏡とファインダーなどの小望遠鏡を極軸望遠鏡として使用するためのアダプターが付属します。
極軸に外径55mmのベアリングを2個使用していますので、フルサイズのカメラでも余裕で搭載できます。
搭載重量によっては減少しますが、容量13,000mAhのモバイルバッテリーで約5時間の撮影が可能です。
出品物は2枚目の画像のポータブル赤道儀本体とステッピングモーター電源用の5V→12V昇圧ケーブル、
脱着式簡易極軸望遠鏡、極軸望遠鏡アダプター、取扱説明書、画像スタックと初歩の画像処理の手引き、
画像スタック後のお手軽画像処理(各A4裏表1枚)です。
他に2つの充電口を持つモバイルバッテリー(または1口のもの2個)と制御電源用のMicroUSB-Bケーブルが必要です。
昇圧ケーブル側のUSBは大きな電流が流れますので2A以上で充電できるモバイルバッテリー以外には
安全機構が敏感すぎる場合短時間でシャットダウンしてしまう物もありますので、その際は家庭用電源からUSB機器を
充電するアダプターなどで動作確認していただくことをご承知ください。
モーター軸以外の歯車は光造形式3Dプリンター製、構造部品は積層型3Dプリンター製(ABS)です。
取扱説明書が
にありますので搭載可能重量など参考にしてください。
作例画像共通データ
Canon EOS kiss X3(赤外カットフィルターをCLSフィルターに換装)
Carl Zeiss Sonnar 135mm 1:2.8 (フルサイズ換算200mm)絞り開放 ISO3200 60s
25〜60枚スタック ダーク減算 フラットなし
共に無料のDeepSkyStackerとGIMPでスタックと画像処理をしています。
簡易極軸望遠鏡の色は黒・赤・青からお選びいただけます。
ご指定のない場合はこちらで選ばせていただきます。
サイズ:120mmX100mmX100mm 645g(ケーブル・極軸望遠鏡含まず)
コストダウンのため製作時に安く手に入る材料を使い3Dプリンターで出力していますので、本体南側の70歯平歯車の
色は画像と異なる場合があります。
(2024年 1月 12日 15時 13分 追加)当分の間最後の画像のように歯車の色はグレーです。
(2024年 1月 26日 19時 34分 追加)リンク先に遊星歯車減速機の構造が分かる画像をアップしました。