□商品詳細
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238ページ
編集 : 元禄繚乱展図録編集委員会
発行 : NHK
発売日 : 1999
サイズ : 28.9 cm × 22.4 cm × 1.8 cm
【内容説明】
『 元禄繚乱展 』
徳川三代による幕藩体制確立からおよそ半世紀を経た、綱吉専制下の元禄年間は、「江戸のバブル期」とも称され、商人中心の活発な町社会が誕生した時代です。また一方で、一大センセーションを巻き起こすことになる「赤穂事件」が生じたのもこの時代でした。
本展では、百花繚乱のごとく咲き乱れた、公家、武家、町人のそれぞれの「元禄文化」を、狩野派、土佐派、浮世絵等による絵画、染色、調度品等、重要文化財を含む美術工芸品の数々でを通して紹介します。また、脚色され語り継がれた「忠臣蔵」と歴史資料が語る忠実としての「赤穂事件」を考察し、フィクションとドキュメントである「忠臣蔵」を取り上げて、その時代の本質を明らかにします。
・ごあいさつ
「繚乱」という言葉があります。 辞典によれば、花などが咲き、入り乱れて散っている―そんな意味です。丁寧な言い方で「百花繚乱」といいます。
元禄時代は、時代の大きな転換期でした。
徳川五代将軍綱吉の治世の時代、貨幣経済の急速な発展に伴い、人々の生産力と消費は 飛躍的に高まり、華やかな元禄文化を生み出しました。宗教心の篤かった綱吉が神社・仏閣を多数造らせたこともあって、国を挙げての土木事業ブームも起こります。
綱吉は、資金が不足すれば貨幣の改鋳をして資金を作りました。 造営があれば材木商や 建築業者がもうけ、貨幣改鋳が行われれば金座や銀座の商人が利益を得、今でいうバブル 現象が発生しました。 そして元禄末期にはそのバブルがはじけはじめ、政治も経済も大き く乱れます。 有名な「赤穂事件」が起こったのはこの頃です。 世間をゆるがせたこの大事件 は、後年「忠臣蔵」として脚色され、その物語は時代を超えて語り継がれ、広く愛されてき ました。
元禄、それは新しい経済の隆盛と絢爛たる町人文化の時代。 将軍綱吉の専制政治とバブ ルの時代。そして忠臣蔵のドラマが生まれた時代。まさに繚乱という言葉がふさわしい時 代ではなかったでしょうか。 現在につながる日本社会の原点がここに形作られたといって も過言ではありません。
平成十一年のNHK大河ドラマ「元禄繚乱」に関連して開催するこの展覧会では、「元禄文化」と「赤穂事件と忠臣蔵」の二部構成により、その時代の本質を探ります。
最後になりましたが、本展の開催にあたり、ご協力を賜りました関係各位に対し、心から厚くお礼を申し上げます。
平成十一年 主催者
・目次
ごあいさつ
図版
元禄文化
武家・公家の文化
町人の文化
赤穂事件と忠臣蔵
赤穂事件
仮名手本忠臣蔵の世界
赤穂事件ゆかりの地
百花繚乱 元禄時代の美術 榊原悟(群馬県立女子大学教授)
赤穂事件と「忠臣蔵」 松井良祐(兵庫県立歴史博物館学芸員)
作品解説
作家解
赤穂事件関係年表
『仮名手本忠臣蔵』・赤穂事件 人名の対比
出品目録
【状態】
表紙などに薄スレ、小キズ、僅かな角のイタミ・ヤケ等の多少のイタミがありますが、中のページは問題なく読めます。
古本としては、標準的な状態だと思います。
よろしくお願いします。
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