御存知!イエス 衝撃の名作1st「Yes」 旧リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、帯背に色褪せがございます。
日本独自リマスターでHDCD方式を採用したもの。後のKing Crimsonリマスターのあり方に影響を与えたとして知られるものでございます。
現行のリマスター版は当時の録音時のノイズ等の処理を行っている事もあり、ある種リミックス的でリリース当時は賛否両論ございました。
されど、こちらの旧リマスターはオリジナル・マスターのあり方に沿うものであり音質もアナログ盤的音質を意識したもので非常に良心的でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは貴重な初期。
Jon Anderson(Vo)、名手故Chris Squire(B、Vo)、名手故Peter Banks(G、Vo)、Tony Kaye(Organ、P)、御存知!名手Bill Bruford(Ds)となります。
「こわれもの」、「危機」以降から聴かれた方々にとっても非常に衝撃的な1st「Yes」でございます。
「Yes」というバンドの音楽性の原型が聴かれるものの、プログレというよりはむしろ「アートロック」を称する音楽性の感がございます。
演奏・アンサンブル共に非常にハイレベルなもの。技術的にも曖昧としたところがなく、
理路整然としたところが後の姿に繋がるものではございますが、非常に躍動感に溢れるもの。
後のカテゴリー扱いとなるプログレ的なものというよりは、ロック的な躍動感や衝動感というものでございます。
正直、理路整然として高品質な演奏や楽曲とは言え音楽的には散漫・未整理な感もございますが、そこが逆に非常に魅力的。
現代のジャムバンドにも通じるものであると存じます。
Bill Brufordも案外ロック的な躍動感や立体感が伴う演奏。
後にNational Health(Dave Stewart)との邂逅~ソロ作「Feels Good To Me」~U.K.~自身のバンドBrufordで
独自のスタイルを確立する以前のものではございますが、意外と音が大きくロック的な立体感があり結構衝撃的な演奏でございます。
Chris Squireのスタイルも後のAlan White加入以後に完成する前の端正な感覚のものでございます。
一番の聴き物はPeter BanksとTony Kayeの演奏でございます。非常にジャズ的な背景を持つもの。
非常にハイテク感のあるもので、この感覚がジャムバンドに繋がる感がございます。
御馴染みJon Andersonではございますが(かのアート・ガーファンクルの影響を見るかの様な歌ではございますが)、
非常にロック的な荒さ・鋭さを持つもの。
単なるヴォーカリストで留まらない感覚が感じられるものでございます。
当時の年齢としても驚きの音楽性に演奏。如何に恐るべき才能を有していたかがお判りになられると存じます。
セールス的には不振でございましたが、
かのブラック・サバス(当時は「Earth」と名乗っていた頃)が畏敬の念を持つ程の演奏・音楽性でございます...............何をか言わんや、でございます....................................
この機会に是非。
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