このマニュアルは以下のような英国旧車オーナー様に最適です!
オースチンヒーレーほか
オースチンミニ、ミニクーパー(S)ほか
イノセンティミニほか
モーリスミニほか
ジャガーEタイプ、XJ6ほか
MGミゼットMGBほか
トライアンフTR2.3.4、スピットファイアほか
バンデンプラス
以上、思いつくまま挙げたので、かなり車種に漏れがあると思いますがご容赦ください。
国産旧車名車で三菱のギャランや、日産の510ブル、ハコスカ、ケンメリ、ブタケツ、サメブル、240ZなどのL型エンジンにSUシングルやSUツインキャブレターが搭載されていましたが、あれは日本の日立製作所がSU(スキナーズユニオン)社のパテントを買いOEM生産して日産や三菱に供給していたものであり、SU社のキャブレターとの部品の互換性は全くありません。もちろんキャブレターの理論や構造、オーバーホール作業解説は同じなのでこのマニュアルはとても為になるとは思いますが、SU社みたいに部品が出て来ないので、国産旧車のオーナー様はソレックスやウェーバーに換装せざるを得なかった、と言う背景があります。日立製作所さんがSUキャブレターの保守用パーツを作り続けてくれていたら日本はこんなにウェーバー天国やソレックス天国にならなかったと思います。
だってSUキャブレターはソレックスやウェーバーに勝るとも劣らない素晴らしいキャブレターだからです。何たってSUだけが持つ可変ベンチュリー機構はノーベル賞に機械部門があれば間違いなく受賞している代物です。まあ英国の特許は取得しているから認められていることにはなっているが、この可変ベンチュリー機構のおかげで低速から高速までソレックスやウェーバーみたいに急にアクセル踏むと一瞬咳き込むようにもたつく現象がSUではガバッとアクセルペダルを踏んでもベンチュリーが自動的に可変し、あたかもその状況にもっとも適した口径のキャブレターを選んだ様にエンジンが要求する混合気を作ってしまう。どんな回転域でも混合気(A/F)を14.7:1にしてしまうキャブレターです。
まあ日立製作所さんも公害対策で日産のEGI(電子制御インジェクション)に全振りを余儀なくされたから仕方ないけどソレックスのミクニ工業さんみたいにTOYOTAの我儘(わがまま)、ソレックスキャブレターのままで51年規制、53年規制をクリアしたい!に答えるべくソレックスの5型を作ってしまう、クルマ好きメーカーの下請けの矜恃の違いみたいなものでしょうか。
このマニュアルの著者は神奈川県茅ヶ崎市に拠点を持つテクニカルトート、佐野二郎先生(所長)です。佐野二郎先生はソレックスだろうがウェーバーだろうがSUだろうが魔法のような指先でキャブレターを治してくださいます。あなたのSUがこのマニュアルでも復調しなければ湘南の海のサザンロードをドライブがてら先生のテクニカルトートを訪ねてみてください。
あなたの素晴らしい愛車がこのマニュアルの通り整備され、復活することを心よりご祈念してご挨拶に変えさせていただきます。