1969年~1972年の3年間のみ製造されたヤマハ赤ラベルの最高峰モデルFG-500です。当時も高級ギターでしたが、50年以上経った現在、その価値はさらに高まっています。
FG-500は当時の最高級材(エゾ松とハカランダ)が使用されています。今ではハカランダというだけで希少価値が上がりますが、FG-500のバックに使用されているハカランダは柾目の単板という考えられないほど贅沢な造りです。ウッドバインディングを採用した品のある落ち着いたデザインでまさに音で勝負するすばらしいギターです。
さらに50年以上弾きこまれてきたことで上質な深い音色になり、ヴィンテージギターとしての価値も加わりました。重厚な低音とハカランダらしいサスティーンのきいた中高音は最高です。機材整理のため出品しますのでこの機会にいかがでしょうか?
ただしいくつかマイナスポイントがありますので、以下をお読みいただいてご理解の上ご検討ください。
1.ギター内部のラベルが破れています。
2.パーツ等の消耗品はオリジナルでないものもあります。
3.トップ板センターにクラックがあります。
このギターはコレクションとして保管していたものではなく、数十年も楽器として弾きこんだ個体になります。経年を考えればきれいな状態で丁寧に扱われてきたことが伺えると思いますが、やはり長年の使用に伴う小キズはいくつかあります。内部のラベルも破れていますのでご了承ください。
また楽器としての価値(音色や演奏性)に重きをおいてメンテナンスしてきたものになりますので、フルオリジナルにこだわらず、パーツ等の消耗品は交換したものもあります。弦高なども現代のギターと比べてもそん色のない演奏性になるように調整しています。上記の理由でコレクションとして欲しい方には合わない部分もあるかと思いますが、弾くことを楽しまれる方には最高の個体だと考えております。
ネックはストレート、指板も非常に良い状態です。弦高は2.8mm(目視のため誤差許容ください)、トラスロッド余裕あり、フレットもまだまだ残っています。ハードケースも付属しますが、経年で程度があまり良くないのでこちらは発送用としてお考えください。
最後にトップ板センターのクラックに関してです。
クラックが入っていますが、そのまま演奏することは可能です。音質に大きな影響が出ている感じはしません。
今回の出品にあたり、近くのリペアショップに見てもらいました。「長期的に考えたらリペアしたほうが良い、費用は1万円台」とのことでした。しかし混みあっていて2か月待ちということでしたので現状のまま出品することにした次第です。
長期的にお使いになるためにはリペア推奨(クラック修理)ということをご了承ください。
希少価値の高いFG-500かつ50年以上弾きこんだすばらしいギターですが、ヴィンテージギターであることにご理解頂き、上記内容にご納得頂いた上でご入札頂きますようよろしくお願いいたします。