約1億年前(98.89+/-0.62 Ma)に起源をもつ、恐竜時代のビルマ琥珀(バーマイト)の虫入りです。
一見コガネムシのような印象の、体長3.8mmのカメムシが含まれています。付属肢が消失しており腹面側は手前に微細不純物の層があり形態が不明瞭で、全体的な状態は悪いです。カメムシ類についてのバックグラウンド(背景知識)がないため形態調査の手がかりがありませんが、体型、アバタ状(粗点刻)の背面、体サイズなどマーケットで見た記憶がなく、また虫屋の直感でなにか珍しいグループではないかと想像します。残存した部分から本来脚はかなり長かった可能性があります。また水生/半水生群の可能性もあり得ます。
琥珀の大きさ:17.6x11.6x3.3mm
#7977
画像1~2:カメムシ背面
画像3:カメムシ腹面
画像4:自然光・白背景
画像5:透過光
画像6:自然光 ・手のひら
画像7:自然光・白タイル背景
画像8:自然光・黒背景での蛍光反応
画像9:UVライト(375nm)照射時の蛍光反応
送料:120円(普通郵便)