どこかの本で優秀録音盤にリスティングされていたので購入。最初の出音を聴いただけで、「うへぇ…」と思うぐらいいい音。どこにどの楽器がいるのかがわかるし、スピーカーの外にはみ出して音が広がる。結局、オーディオはシステムよりソース
(音源)が大切なんだなと、否応なく納得させられたオスカー・ピーターソンは、ジャズの美味しいところをすべて持ち合わせた
ピアニストである。テクニックがある。スイングする。ハッピーである。適度にブルージーである。トリオのまとまりがいい。そ
がリーダーを率いるビッグ・バンド がリーダーを率いるビッグ・バンド本盤はタイトルが示すように、ファンのリクエストからを
選んでいる。現在では立派なスタンダードの<2><7>も、また
<1><4>も、録音当時はヒット中の新曲だった。ポップスファンからのリクエストのうち、ジャズ仕立てにして聴きごたえの
あるものを選び、見事ご機嫌なピアノトリオアルバムに仕立てている。録音が良く、演奏時間も適度な長さだ。
「黄金のトリオ」とまで呼ばれたトリオは、このアルバムをもって解散。最後にして最高のまとまりを見せた。
ジャズの歴史を揺るがす問題作というのは、ポップスファンには退屈な場合もある。だが、このアルバムは永遠の人気盤である。
1. I've Never Been Inラヴ・ビフォア
2. 朝の小さな時間に
3. シカゴ
4. ザ・ナイト・ウィー・コール・イット・ア・デイ5.
5 サムズ・アイム・ハッピー
6. ウィスパー・ノット
7. ビリー・ボーイ
8. ザ・ロンサム・ワン
9. ザ・グレイビー・ワルツ
10 . Woody 'N' You
11. まもなく
12. Daahoud