★第二次大戦中、満州日報の記者だった島田一男氏は、戦後作家に転じて数多くのミステリーを発表。その中でも人気だった「外地洋祐」&「公安調査官」&「南郷弁護士」シリーズ+第二次大戦前の探偵雑誌「宝石」掲載の「湖底の囚人」の7冊セットです。各話完結なので、シリーズの途中や初めての方でも楽しめます。
★以下、各シリーズの解説転載です。
①【昼なき男/外池洋祐シリーズ1】(1982年徳間文庫/原典:1957年春陽堂)
十年ぶりに見る東京の灯……敗戦後、大陸での長い抑留生活を経て、地下組織の密命を帯びた外池洋祐(そといけ・ようすけ)は、静かに霧の東京・大森海岸に泳ぎ着いた。密入国早々の彼を待っていたものは、憲兵くずれの高村南嶺による暗殺指令であった……。
政財界にまたがる水力発電建設にからむ汚職事件にまき込まれた洋祐は、愛用のモーゼル二号を片手に事件に挑む。軽快なタッチで描く推理長篇。
②【零号租界/外池洋祐シリーズ3】(1982年徳間文庫/原典:1972年桃源社)
内外化粧新聞記者・外池洋祐は引揚者。旧満州・シベリアの強制労働所から命がけで脱出、日本へ舞い戻った男だ。その洋祐のもとへ警視庁の警部から「謎の男、第三房氏の正体をさぐってほしい」という依頼。第三房氏とは品川署の留置所、第三房に留置されている身元不詳の男。男の目的は密貿易か、スパイか、思想工作か? 第三房に潜入した洋祐は、男の謎を解明しようと試みた……。長篇アクション推理。
③【青い手の女/公安調査官4】(1988年徳間文庫/原典:1961年桃源社)
殺人犯の独房七号が胃ガンで獄中死した。病監の雑役囚に化けて独房七号の世話をしていた加下千里(かげ・ちさと)は、形見に服をもらい、エベレスト・ピンクというカクテルを「オレの代わりに飲んでくれ」と依頼される。さっそく加下は教えられたバーへ行き、エベレスト・ピンクを注文したが…。表題作の他三篇の公安調査官シリーズ。
④【闇に笑う男/公安調査官6】(1989年徳間文庫/原典:1965年桃源社)
公安調査官・加下千里が、羽田空港入管ゲートで知りあった中国服の美女に誘われて入った中華料理店に、すでにこと切れた男が転がっていた。加下を嘲笑うかのように、口紅で書かれた「李大福死刑」の五文字が、男の胸で躍っていた。
香港・東京を結ぶ麻薬密輸ルートを求め組織に潜り込んだ加下の前で、次々と消される男たち……非情の世界を軽快なタッチで描く好評シリーズ。長篇推理。
⑤【ふざけるな/南郷弁護士シリーズ】(1981年春陽文庫)
ある真冬の早朝、若い娘からの電話でたたき起こされた事件弁護士南郷次郎は、すぐさま女のマンションにかけつけたが、その電話が実は同姓の犬猫病院にかけられたものと知らされて苦笑を余儀なくされた。が、このとんだ茶番劇の裏に、彼は鋭く事件の臭いをかいだ。
豪華マンションに住むこの女は、江戸時代から三百年もつづく老舗「金虎人形店」の孫娘で、人形店の資産は十五億円を超えるという。(中略)
この茶番劇を端緒に、事件のたびに被害者に送られる人形絵葉書! 事件のカギを握る十二枚の人形絵葉書とは恐るべき殺意の予告なのか!?――“事件弁護士”シリーズ長編傑作!
⑥【黒い花束/南郷弁護士シリーズ】(1987年春陽文庫/原典:1961年光風社)
死者からの招待状――去年亡くなったお友達から誕生パーティの招待状が来たんです!南郷法律事務所に勤める金子京子は、美しい水色の封筒を南郷弁護士の前に置いた!
京子の親友宮川秋子が一行五人で山に登り、断崖から落ちて死んだのは、去年のちょうどいま時分だった! 招待状の筆跡は明らかに秋子のものだ! しかしまさか幽霊が……!? 秋子の母はかつて魔術の女王といわれた旭日斎天光だったが……!?
⑦【湖底の囚人】(1960年春陽文庫/原典:1950年宝石5月号)
白昼の裁判所横で殺人容疑の女が朱に染ってばったりと倒れた。
空を飛んできた短刀!! その柄には北向き天神と彫ってあった。
殺された女の故郷は鮫ヶ井村。今は春の花、秋の紅葉を映す美しい姿態のS湖。ハイキング、キャンピングに或いは漁獲に歌声は絶ゆることなく響く涌々たる湖面。
だが、この周囲十五キロ、八十三万五千坪あまりの碧水を湛えたS湖の底に復讐の青白い鬼が潜もうとは‥‥
★稀代のストーリーテラーの実力を存分に楽しめると思います。第二次大戦後~1970年代ごろまでの日本の世相・風俗がよくわかります。
★全冊多少の差異があり、モノによっては焼けがありますが、いずれも普通に読む分には問題ありません。
★当方は非喫煙者、ペットは飼っておりません。
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