コレクションより出品致します。
1981年に野上三郎氏により製作されたアルトギターです。
ボディが通常のクラシックより小さくスケールも短いですが私はレギュラーチューニングで使用しておりました。
野上三郎氏は河野賢の高弟で、非常に優秀だったようでセゴビアが気に入った河野ギターは、実は野上氏製作ではないかという噂もあるようです。
独立後は合奏用ギターの開発に尽力します。アルト、バスギター製作の第一人者であり日本を代表する製作家の一人でもあります。
表は杉単板、側・裏板はローズウッド単板、指板エボニー、ブリッジはハカランダ(ブラジリアンローズウッド)、バック、ストリップ、バインディング等飾りにもハカランダが使われている高級仕様です。
塗装もカシューで非常に薄く仕上げられています。
43年前のものですので使用による傷があり、使用感はありますが大きなダメージはなく、カシュー塗装と相まってヴィンテージの風格があります。
プロの手によるメンテナンスがされていますので使用には問題ありません。
メンテナンス箇所
●弦高調整
音に関しましては主観ですが、時間が経過して木材が乾燥したため非常によく鳴ります。
ボディが小さい割に低音がよく出ます。音に深みがありタッチの反応も良いためコード弾きはもちろんベース音を出しながらのソロギターにも合うかと思います。
弦高
1弦12F 3.0mm
6弦12F 3.2mm
ヴィンテージのクラシックギターでは4mm.5mmが当たり前ですがそれに比べると低く設定されており非常に弾きやすいです。
発送に関しましては、ケースに入れてプチプチでくるんでの発送となります。ご了承下さい。
あくまでヴィンテージ品、個人保管ということをご理解の上、ノークレーム、ノーリターンでお願い致します。