ROBERT PLANT WITH SAVING GRACE - LONDON PALLADIUM 2024(2CDR)
The Palladium, London, UK 17th March 2024 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
ロバート・プラントはアリソン・クラウスとのプロジェクトと並行してSaving Graceという新たなバンドを結成。こちらは女性アコーディオン弾きのスージー・ディアンを中心したバンドでプラントが好きなトラディショナル・フォークをカバーするというもの。
こちらもまたコロナ禍で活動が休止していたのですが、昨年の夏からツアーを再開してイギリスを回っています。そんな彼らの最新ライブを独占入手のオーディエンスマスターが捉えたのは3月17日のロンドン・パラディアム。
とにかく音質が抜群に良く、完全にプレスCDリリース・レベルの素晴らしいクオリティ。それにSaving Graceはアコースティック楽器を中心としたグループですので、その繊細な音色を捉え切った今回の音源はなおさらクオリティが際立っている。
トラディショナル・フォークをカバーするということから、一曲からしてボブ・ディランもファースト・アルバムでカバーしていた「Gospel Plow」からスタート。さらに二曲目は最近になって決定版がリリースされたのも記憶に新しい『THE COMPLETE GASLIGHT TAPES 1962』でやはりディランが歌っていた「The Cuckoo」も披露。
さらにライブのフィナーレはグレイトフル・デッドのカバーでも知られる「And We Bid You Goodnight」のアカペラで幕を閉じるなど、プラントが大好きなトラディショナルを思う存分に歌うべく結成されたグループであることがよく解ります。
よってアリソン・クラウスとのステージ以上に全編がアコースティックなサウンドで、ロックファンでもすんなり入っていけるライブだと思います。しかも音質が抜群にイイのでなおさらかと。
こうしたアコースティックなステージであることを活かしてか、アリソン・クラウスとのステージ以上にZEPクラシックが多めに投入しているのも大きな魅力でしょう。その選曲がまた実に的確でして、Saving Graceのステージにフィットする曲調、なおかつ現在のプラントでも無理なく歌えるZEPナンバーばかりというのがお見事。
実際「Friends」などはオリジナルに近いアレンジで演奏されていて魅力的ですし、「The Rain Song」に至ってはいよいよ素直なアレンジが映えている。
さらに「Four Sticks」もまた今のプラントらしい選曲なのですが、同日のYouTube動画を見ると意外にもプラントは演奏が始まると楽しそうに手拍子を客席に求めており、ZEPナンバーの演奏を楽しんでいる姿が印象的でした。
バンドを掛け持ちして今なおステージ活動に意欲的な姿を見せてくれるのが嬉しいロバート・プラントの最新ライブを完璧な音質で捉えてくれた独占入手オーディエンスで最速リリース。
ジャズの要素も含まれていたアリソン・クラウスとのステージとは全く違うプラントによる深みのあるアコースティック・ライブを針の落ちる音すら聞こえそうな澄み切った極上オーディエンスでじっくりとお楽しみください。
Disc 1 (50:52)
1. Intro
2. Gospel Plough
3. The Cuckoo
4. Let The Four Winds Blow
5. Friends
6. Is That You
7. Too Far From You
8. Everybody's Song
9. I Will Never Marry
10. The Rain Song
Disc 2 (37:47)
1. As I Roved Out
2. Band Member Introductions
3. It Don’t Bother Me
4. Four Sticks
5. Angel Dance
6. Gallows Pole
7. And We Bid You Goodnight
Robert Plant - vocals, bass
Suzi Dian - vocals
Oli Jefferson - percussion
Tony Kelsey - mandolin, baritone, acoustic guitar
Matt Worley - banjo, acoustic, baritone guitars, cuatro