桃山時代に製作された蒔絵硯箱と思われます。本品は、光悦蒔絵の特徴を備えています。
月や木に厚貝がつかわれ、雲に鉛板が用いられています。森の木も、針葉樹のようで、西洋画の影響を受けている印象です。
木目を生かした木地呂塗で、質実剛健な簡素な造りの硯箱です。
【サイズ】
縦26.8cm 横19.6cm 高さ5.5cm
【その他】
蓋の裏に、文字が書かれていたようですが、消されています。蒔絵や螺鈿が剥がれている部分があります。硯や水滴は、欠失しています。
【落札前に必ずお読みください】
・本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるように努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札ください。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。
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