システムの変更で使わなくなりましたので、出品いたしました。
Maxonic(マクソニック)のD-51EXです。
D-51EXは、D-51EXからD-511EX そしてD-512EXへと時代と共に変化していきますが、初期のD-51EXがイコライザーの精度が高く
最も音が良いと言われています。私もかつて3種類とも所有していましたが、D-51EXが最後まで手元に残りました。
D51EXは1970年代のユニットですので超希少ユニットになると思います。
劇場や大ホールなどのプロフェッショナル用途に向けて設計された励磁型ドライバーでした。
主な仕様 :励磁電圧DC8V 1.5A (容量は両方で3A)、 周波数特性:500-18KHz、 出力音圧レベル:108dB/m、
寸法 : 150Ф×120 9Kg、 最大許容入力 :30W、 インピーダンス :8Ω、 スロート径 :25mm、
最適クロスオーバー :500Hz以上、 磁束密度 :18,000gauss (励磁電圧 8V 1.5A)、
「無線と実験」の記事に、励磁電源と磁束密度の実験データが出ていました。そのデータによりますと、
電源8V -- 17,800ガウス(最適値) 108dB、7V --16,200ガウス、6V --14,300ガウスとのことです。
励磁電圧は最適値が8vと書かれていますが、私は7v程度がよさそうに感じました。
システムに適した電圧をお試しください。
別の写真のダイヤフラムはマクソニック1インチドライバー用の社外製チタンダイヤフラムです。
現在はオリジナルのダイヤフラムで使用しています。写真に写っています置台は黒檀の端材で自作したものです。
ダイヤフラム・置台も一緒にお付けしますので、利用可能な方はご活用ください。
写真の励磁電源は、昨年春に亡くなられたFeastrex(フィーストレック)の秋山社長のブログが縁で、
フィーストレックに依頼して制作していただいたもので、今となっては貴重な品です。
以下は秋山社長のブログに書かれていた励磁電源の内容です。
『フィーストレックの励磁電源について、MAXONIC社励磁スピーカー・ユーザーのお客様からご依頼頂き、
Feastrexの技術を余すことなく注ぎ込んだ励磁電源とネットワークを特別仕様として製作させて頂きました。
実はFeastrex社のスタッフ、仲良くして下さっている方々の多くにはMAXONICユーザーは多く、
私もMAXONIC社3Wayユーザーの一人ともあって、お客様の”若い頃からの憧れ、夢の最後のスピーカー”という熱意に
私らスッタフも同調し、特別な思いもありMAXONICの最高峰といえる電源とネットワークを製作させて頂きました。
MAXONIC社の励磁ユニットは人気の通り、すべて文字通り最強と言える真面目な作りですが、その妥協のないユニットの反面、
電源やネットワークなどはコストを最低まで抑えた音質重視ではなく簡易的なものとなっております。
そのため、Maxonic社のポテンシャルを発揮するためには良質の電源とネットワークの製作は不可欠といえます。
電源までファインメットを使用し、当社オリジナルの近接対策ケーブルを使うことで外部影響が少なく、クリーンな電源の送り出しを
追求することでスピード感があり、透明でストレスのないサウンドを再現することができます。
実際に使用してみますと、ユニット付属の励磁電源とはかなりの音質差ですが、欠点はファインメットを使用しているため
価格も大変に高価な電源となりました。高価でしたので別途出品も考えたのですが、一緒に使用していただく方が良いだろうと考え、
出品価格が高額になりますが合わせて出品いたしました。末永く使っていただける方にお譲りしたいです。
発送ですが、梱包が3~4箱になり送料がかさむと思いますので、できましたら遊びがてら持ちにいらしていただけると助かります。
場所は山梨県のほぼ中央部で、中央道甲府南IC、一宮御坂IC近くです。
よろしくお願いします。