●ESP製作 漆黒のエボニー指板ネックです。おそらく70年代後半~80年代前半あたりに製作されたネックかと思われます。
●厚みのあるエボニー指板でなんとラウンド貼り(!)の仕様です。エボニーをラウンド貼りするのは、高い木工技術が必要らしく、国産だとJaramer(ハラマー)のストラトモデルくらいしか当方は知りませんでしたが、以下のギター工房のツイートによると、ESP製でカスタムオーダー品として製作されたものがあるようです。
https://twitter.com/YOSguitars/status/1103938981043961857
●また、ネックを握り込んだ際のグリップの感触も素晴らしく、まるで60年代初期のFENDER製のネックのように手に馴染む感じがあり、弾き心地がとても良かったです。(やや厚みのあるC~Dシェイプで、絶妙なグリップ感です。)この辺は、当時のESPのビルダーのクラフトマンシップの高さを体感できるネックだと思います。
●同時出品しているMJTのボディでも使って見ましたが、エボニー指板ならではの「パリン!」弾けるような煌びやかな鳴りでした。これは、ローズウッド指板でも、メイプル指板でも出せない鳴りだと思います。チューナーは、 元々付いていたGOTOH のロトマチックタイプと、MONTREUXのコンバージョンブッシュを使ってクルーソンタイプでも使ってみましたが、個人的には、クルーソンタイプのチューナーの方が、スタンダードなストラト感があって好みでした。
●写真のように、ネック裏の塗装面にウェザーチェックがびっしり入っていて、ラッカーの剥がれた箇所などもあり、使い込まれたビンテージ感があります。指板のRは、7.25インチ、ナット幅は約42㎜、トラスロッドは、左右にゆとりがあります。ネックはほぼストレート。当方が使用した際には、12フレットで6弦と1弦ともに1.5~2㎜ほどの弦高でセットできました。フレットは6~7割は残量があるかと思います。ヒールの幅は約56㎜、ヒール中央の高さは、26.5㎜ほど。
●他にも出品しています。