おそらく戦後、昭和30年代から40年代にかけてのマッチラベル、燐票のコレクション18枚組です。
箱から外す際に少し破れたようなものから、箱には貼られずシートのままのようなものなど状態は色々ですが、大方は時代なりのやつれはありますが良好な状態です。
一括で出たモノですが特筆したいのは、おそらく芹沢銈介デザインであろう作品が半数を占めること。
先ごろ逝去した染色家の柚木沙弥郎さんの師であり人間国宝だった芹沢銈介。その活動は染色に留まらず、生活用品のデザインも積極的に行っていてマッチラベルも多くの作品があります。その特徴的な書体やデザインから「仙台 光原社」「民芸茶房 すずや」「民芸割烹 八雲」「てっぱん焼 味味亭」は芹沢銈介デザインかと思われます。
その他、柴又の川甚や京都の大市とか今に続く名店のラベルも楽しいですね。
和紙に木版の版画作品のようなモノもありますので額に入れても楽しめますよ。
大きさは光原社ので10cm×6.3cm、民芸茶房すずやので8.5cm×5.5cmです。
個々の大きさや状態など、質問がありましたらお問い合わせください。
民藝好きな方に、もちろんマッチラベルコレクターの方にもお勧めしたいセットです。お好きな方からのご入札をお待ちしております。