アメリカ盤 Woodsist 052 MVのソロ名義ですが、パートナーのエリカ・エルダーはラップ・スティール・ギターとヴォーカル(1曲のみ)で参加しています。ほかに打楽器奏者とアコースティック・ベース奏者(1曲のみ)が参加。マット氏は例によってギター、ベースのほか、多彩な楽器を駆使して、独自の、ぼんやりした頭で蜃気楼を眺めるような、幻覚的な世界を繰り広げてくれます。
それでもやはり、ベーシックなものは、アメリカン・ルーツ・ミュージックであるフォークやカントリー、ブルーズにあって、それらがまだ定型を持たない原初期の、アメーバのような状態の音楽、という幻想を、聴くたびに掻き立てられます。実際にはそんな音楽はこの世に存在しないのですが。
ジャケは、美品です。
盤も、美品です。試聴済みです。