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イタリー製の新作ヴァイオリンの出品です。
全ての工程を製作者本人の手作業によって木材を削って、その上からニスを塗り、乾かしながら再度ニスを塗って、半年の期間を掛けて製作された本物のイタリアンヴァイオリンになります。
パフリング含め、全てにおいて非常に丁寧に作られています。
明るめで綺麗なオレンジブラウンのお色のニスが特徴です。
◎製作者 Luca Bastiani ルカ・バスティアーニ 2022年製作
モデル名 A.Stradivari アントニオ ストラディヴァリ 1709年 クラシックモデル
店頭販売価格 2,640,000円
ボディーサイズ 355mm
アッパーバウツ 167mm
センターバウツ112mm
ロウワーバウツ 209mm
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◎Luca Bastiani ルカ・バスティアーニ
1977年5月2日 イタリア・ローマ生まれ 46歳
クレモナ製作者協会正会員 『Consorzio liutai 〝A.Stradivari ″ Cremona』
毎年イタリアのクレモナで開催されている、国際楽器見本市『モンドムジカ』にて自身が製作した弦楽器を出展。
2000年にイタリアのグッビオGUBBIOにあるヴァイオリン製作学校にて、名工Guerriero Spataffi(グエリエロ・スパタフィ)の下でヴァイオリン製作の指導を受けます。
2005年より、フィレンツェを代表する弦楽器製作&修理の名工Paolo Sorgentone(パオロ・ソルジェントーネ)に師事。
2006年にクレモナに移り、アントニオ・ストラディバリ国際弦楽器製作コンクール(通称トリエンナーレ)でチェロ部門で優勝したFrancesco Toto(フランチェスコ・トト)と共に主にクァルテット(バイオリン、ビオラ、チェロ)の製作を今日まで18年間にわたり行っております。
2021年 クレモナ国立図書館と国立ヴァイオリン博物館の協力の下、ご自身の著書『Renzo Bacchetta レンツォ バケッタ』(1930年代全国イタリア・ヴァイオリン職人アンケート調査結果)を出版。アメリカやヨーロッパを中心に世界中の様々なメディアで紹介されました。
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音色
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ベテランの製作者の特徴でもある、どちらかというとオールドヴァイオリンのような、深みがありながら高音とのバランスが良く、明るく上品な音がします。
板の厚みをある程度しっかり取って作られておりますので、これからの更に成長が期待される逸品です。
イタリアの手工品のヴァイオリンは、良い音を奏でる上で木材選びと板の厚みが非常に重要視されます。
板の厚みが薄いヴァイオリンは最初は鳴りが良いのですが、後々弦圧によって表板のf孔付近がどうしても下がってきてしまいますので、その場合は音に悪影響を及します。
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使用されている木材
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表板はストラディヴァリ時代からの伝統でもある、イタリア北部のドロミテ山塊フィエンメ渓谷産(Val di Fiemme ヴァル ディ フィエンメ)のスプルース材を使用しています。
ドロミテ産のスプルース(abete rosso アベーテ ロッソ)は強くて軽く、ヴァイオリンの材料として世界最高の品質と言われています。
中央に木目(年輪)の密度が高く、外側にかけて間隔が徐々に広がっていく上質なスプルースを使用することによって、より良い音を奏でるようになります。
裏板・側板・ネック・スクロール部分は、バルカン半島産(旧ユーゴスラビア)のメープルをそれぞれ使用しています。
メープルについては、密度が高いバルカン半島産のものがヴァイオリンの最良の素材として古くから使用され重宝されてきました。
縦に目が詰まった板を最低10年以上倉庫で乾燥させることによって、より良い音を奏でることができます。
裏板にニスを塗ると、マレッツァトゥーラという大変美しい杢目が現れます。
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ネックの作り
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ポディションチェンジで重要なネック部分は、日本人の手に合うサイズで作られていますので、女性の方でも弾きやすいかと思います。
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フィッティング
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イタリア最高級パーツメーカーBogaro & Crementeのブラックウッドを使用。
ブラックウッドは硬く強度があり、耐久性に優れているにで、ペグ材として最良と言われております。
ブラックウッドは黒檀に近い印象ですが、見た目は高級感もありますし、フィッティング感は快適です。
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弦
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弦はドミナントを張っています。新作イタリアンヴァイオリンでは一般的なものになります。
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製作者本人が作成した証明書が付きます。製作証明書原本には、偽造防止処置として、ヴァイオリンに使用されているラベルと同一のラベルが貼られています(ラベルに本人直筆サインあり)。
また、製作証明書偽造防止処置として、写真と証明書台紙との間に製作者本人によるネームの割印が押印されています。
駒に製作者の焼印あり。
ヴァイオリン本体のみのご提供です。弓やケースなどはご自身でご用意していただくようになります。 |
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製作者のヴァイオリンの参考音源は、こちらからご視聴いただけます。
クァルテット①
https://youtu.be/D9tL3yU2VwA?si=FZaaJDnRx94yjGic
クァルテット②
https://youtu.be/lvE0BbV-fZc?si=5toPl99Nu3OlMkPt
工房紹介
https://www.youtube.com/watch?v=hzGI4e4koz0
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