今、アメリカが最も恐れる男チャベス・ベネズエラ大統領!特権富裕層を敵視し、貧困層の救済を政治課題とするチャベスの生い立ちから、二度まで死の淵に立った政治闘争、「反米」外交戦略まで、今、世界が最も注目する南米の指導者の素顔に迫る。
第1章 大志を抱いた野球少年(祖母の作った菓子を路上販売;野球と読書のバリナス時代 祖国独立の父シモン・ボリバル、ほか)
第2章 反乱軍将校から大統領へ(1992年クーデター;民衆を動かした言葉、武力闘争を捨て民主的革命路線へ、出獄・選挙運動、大統領選挙 ほか)
第3章 反チャベス勢力との死闘(最初の仕事は憲法改正;格差是正キャンペーン「ボリバル2000計画」 、反チャベス包囲網、クーデター政権の崩壊、大統領復帰、息を吹き返した反政府勢力、ほか)
第4章 赤色と青色に分断されたベネズエラ(反政府勢力のゼネスト;石油資源の国有化と富の公平な分配、チャベス派の勝因、、ほか)
第5章 チャベス政治の行方(資源ナショナリズム;石油カード、米国抜きの南米共同体構想、キューバ・カストロ議長との蜜月 ほか)