土門拳旧蔵品 緑青『土門拳と骨董』所載品そのもの 江戸後期 九谷吉田屋 橘文角入小皿五客の落札結果

中古

　
土門拳の蒐集品として
１９６３年に購入された記録が
直筆にて記されております今作とは
古九谷の青手を再現した吉田屋窯の名作として
緑青『土門拳と骨董』特集に
今作そのものが掲載されております
限り無く貴重な来歴を誇る
格式の高い愛蔵品と成っております。

(時代)
江戸後期

(寸法)
最大横幅(9.5cm)
最大縦幅(9.5cm)
最大高さ(3.2cm)
　重量　(100g～111g)

(状態)
九谷焼特有の制作時に由来する窯疵や
至極当然と言えます僅かな擦れ等は御座いますが
それ以外には後天的な特筆すべき傷みも無い
無疵完品レベルと成っております。

　
僅か７年で閉じられた吉田屋窯の貴重な名作です。

　
青黒ずんだ素地に落ち着いた顔料を
厚く盛り上げる吉田屋窯の作品からは
古九谷よりも一層落ち着いた渋さを感じさせながらも
彩度や明るさの点でも調和した味わいを醸し出しております。

　
『工芸美の典型がここに在る』とまで言わしめた
吉田屋窯の傑作品と成っております。

　
引き込まれる程に素晴らしい色彩を魅せ付ける
個人的にも好みの器です。

　
五客揃っているからこそ価値は増大致します。

　
土門拳と同じ景色を是非とも御堪能下さい。