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このアルバムはもう星5つ以外つけようがないですね。ポール・スミスのピアノとボーカルのみと言うシンプルさですが、これが彼女の歌の上手さを際立たせているようです。録音状態も良く、まるですぐそこでエラが歌っているような気持ちになります。
このアルバムはもともと「Let No Man Write My Epitaph」という映画のサントラで、彼女はピアノを弾き語りする役だったようです。こんな素晴らしいアルバムが忘れ去られていたのも、この映画が大失敗に終わったことも要因のようです。また、1960年という年は、彼女が大名盤「エラ・イン・ベルリン」でグラミーを獲得した年であり、それもこのアルバムの存在をかき消してしまったのかも知れません。
個人的に、エンジェル・アイズやミスティなど、選曲も最高で言うことありません。このCDをかけると部屋の空気が一変してしまうかのようです。たぶん一生聴き続けることになると思います。エラの数多い名盤の中でも特にオススメです。