平成大改修以前の姿の記憶を辿る平安時代から現在に至る「時の流れ」をテーマに製作した平等院鳳凰堂1/150です。今年は平安王朝を舞台をテーマとして話題となっていますが、藤原氏全盛期に造営された平等院鳳凰堂もこの時代を象徴する建造物でもあります。
極楽浄土の世界観から生まれた当時の思想が投影された姿は現在でもその魅力に心惹かれます。
この姿を見て懐かしいと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?彩色による修復前の平等院鳳凰堂の再現を試みました。かつての記憶を再び呼び起こし、当時の姿を偲ぶメモリアル模型になればという想いから生まれました。
●彩色に拘った褪色感ある鳳凰堂
瓦屋根や柱、漆喰の壁に至るまで過去に遡った褪色感ある姿をリアルに描くことを試みました。朱色が残る木材の色褪せた感じなど一つ一つのパーツを丹念に彩色。キャンバスに描くような感覚に近い彩色表現として拘った点も見所の一つです。
時の流れを感じさせる改修前の平等院鳳凰堂の姿と懐かしい記憶を呼び起こしたジオラマを是非、この機会にご堪能して戴ければ幸いです。
外寸 奥行300mm×幅450mm / 高さ約150mm(台座含む)
過去の作品及び制作過程や制作活動などブログで紹介しておりますのでご参考ください↓
宗秀斎(sousyuusai)
京都市出身。kyotoにて現存する歴史的建築物や失われた貴族邸宅から武家屋敷など古の風景を模型・ジオラマで再現。歴史番組、ドラマ、雑誌、ネットニュース等掲載、TV出演など。
※注意事項
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