不鮮明な所はあるかと思いますがご了承ください。画像にはレコードが写っていますがテスト用ですので付属しません。
純正のEPアダプターは当時のテクニクスの上級機に付属していた物に似ていますがさらに裏側にフェルトが取り付けられキズ防止になっています。
この辺りも特別な高級機種である事が窺えます。
また、即決で落札された方には上述のオヤイデ製ゴムシートBR-12とオルソニック製スタビライザーDS-250をお付けします。
この機種はクォーツロックになる前の機種ですので回転が安定しないのではとお気になさる方も居られるかと思いますが
私が多数のプレーヤーを使ったところでは全く問題ないと確信します。
クォーツロックでないと音が変化するとかクォーツの方が音が良いとかはありません。クォーツなら調整がいらないというだけです。
ストロボが安定して止まらないと気にされる方も居られるかと思いますが、ストロボは電源の50Hzまたは60Hzの明滅を利用しているので
目安にすぎません。実際には電源周波数はその地域の電力使用量によっては微妙に変化するのです。
発電所はその変化をできるだけ少なくする努力はしていますがクォーツ並みにする事はできません。
DCサーボモーターですからプラッターの回転数は電源周波数には影響されません。周波数で変化するのはストロボの明滅周期です。
この変化を回転の変化ととらえて頻繁に回転調整をするとボリュームが劣化してしまいます。
なお、本機などのDD方式のプレーヤーはDJ用であって音は良くないといった情報を流す方がおられるようですがステマのようなフェイク情報です。
DD方式はベルトドライブ方式と比べて高い技術と精度が必要で下火になってしまったオーディオ業界にとってはとても厳しいのでしょう。
そのためかつては安物でしかなかったベルトドライブ機がいつのまにか主流になってしまいました。
DJ機としてはベルトドライブは使えないのでDD機はDJ用であってオーディオ用ではないみたいな考えがはびこってしまったようです。
今でもDD機のDCモーターにはコギングがあるので良くないみたいな事が言われるのですが全くの誤解です。
あえて誤情報を流すのはDD機を作る技術のないメーカーの関係者なのでしょうか。
もちろんしっかりとまじめに作られたベルトドライブ機はちゃんと良い音がします。
故長岡鉄男氏もそのように言われていたかと思いますし、私もそう認識しています。
本機はマニュアル式ですので操作は単純ですが
レコードプレーヤーはオーディオ製品の中では特に繊細でその取り扱いには熟練が必要かと思います。
私は今でもレコードを聴くことがメインで多くのプレーヤーを使用してきました。
やはりオーディオマニアでしたらレコードを聴きましょう。
メカ部分がほとんどのアナログレコードプレーヤーはオーディオ機器の中では本当に特別な物と思います。