【LP1枚】国内盤 VIP-7243 1917年、全羅北道のコチャンというところで生まれ、13歳のとき、当時、大人気だったイファチュンソン(李花仲仙)という女性名唱の歌声を偶然耳にし、これが国楽界に足を踏み入れるきっかけになったといわれています。1930年、当時、五本の指に入るほど有名であったパンソリの名人、ソン・マンガプ名唱の門下に入門し、パンソリ、そしてパンソリを歌う前に喉をならすために歌うタンカ(短歌)を学んだといいます。キム・ソヒ名唱はめきめきとその力を磨き、入門後6ヶ月で、なんと南原(ナムォン)の名唱大会で優勝したという記録も残っているそうなんですよ。その後、15歳という若さでソウルに上京し、放送出演やレコーディングなど、瞬く間にその活動の場を広げていきました。目覚しい活躍で、忙しい毎日を送るなかでも、キム・ソヒ名唱は、以前ご紹介した歌曲(カゴク)という音楽や、ヤングム、コムンゴ、カヤグムといった様々な楽器を学び、すぐにそれを自分のものとして吸収していったそうです。また踊りの分野でもその才能を発揮し、彼女の踊りは、プロの踊り手に全く引けを取らなかったといわれています。さらに書道でもその実力を見せ、韓国美術展覧会で3回も入選したという記録も残っているんですよ。まさに、芸の道に長けた、芸のために生まれてきた人物だったと言っても過言ではないでしょう。 中古ですので小さな汚れあります。まとめて買えばお安くなります。