⑤昭和レトロな「日本の私鉄/南海」昭和56年、保育社カラーブックス、ローカル鉄道車両諸元とイラスト/変遷、151頁、送料230円＃朝来佐嚢＃の落札結果

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昭和時代の鉄道写真と解説書です。保育社のカラーブックスシリーズです。

◎「日本の私鉄9/南海」です。
◎昭和56年(1981年)発刊の書籍です。
◎全151頁です。
◎写真はカラーと白黒が混在しています。
◎収載されている内容の一部を以下に抜粋しました。
※現有車両
※難波駅
※南海本線(1000系、キハ55系、7000系、7100系、冷房車、支線運用1521系)
※高野線(21000系、22000系、20000系、6000系、6100系、6200系、8000系)
※泉北高速相互乗入れ(100系、3000系)
※貴志川線(1201系、21200系)
※貨物列車
※鋼索線
※工場・車庫
※阪堺電軌鉄道(モ501形、モ351形。モ151形、モ161形、モ301形、モ205形、モ121形、モ251形、デト11形)
※他にも付表などあり
◎状態は良好です。
◎当時の定価は500円です。

昭和の移動手段は、徒歩、牛馬、船、鉄道、路線バスなのです。荷物の運搬は、背中に背負ったり、大八車やリヤカー、船、鉄道輸送なのです。
長距離の移動や輸送は、ほぼ鉄道の独壇場です。
全国津々浦々に、親方日の丸の国鉄が、まだまだ新路線を建設して伸ばしながら、いけいけどんどんと大活躍なのです。
不幸にも国鉄の路線がない地域なんかにも、ちゃんと私鉄がたくさんあるのです。
軽便鉄道、路面電車、短距離から長距離までの様々な私鉄があるのです。私鉄でも、蒸気機関車がまだあったりする時代なのです。
ちょっとした会社の工場なんかには、国鉄や私鉄から、直接線路を引き入れた「引込線」なんて呼ばれる会社の専用路線もあるのです。国鉄の貨車が直接会社の工場まで荷物を運び込んだり搬出したりするのが当たり前の時代です。とても効率が良いのです。
荷物の運送は鉄道が主体なので、全国各地には貨物専用の広大な操車場と呼ばれるヤードがあって、数え切れない数のレールが延々と続いているのです。
荷物が積まれるのは貨車や荷物車です。大事な貨物は有蓋車に、雨風にさらされても良いような貨物は無蓋車(屋根のない貨車)に、家畜は家畜車に、手荷物は荷物車に、郵便物は郵政省の郵便車(客車に連結して使用される)に積み込まれるのです。
操車場では、色んな行先の貨車を一緒くたにして連結して引っ張って来た機関車が、それらの貨車を行き先別に仕分け直す作業が行われるのです。
入れ替え用の機関車が、その長い貨物編成を後ろから押していき、少し速度が出たところで一両(複数の場合もある)を切り離して、すぐに停車するのです。
切り離された貨車は惰性でどんどん進むのですが、そこに人が飛び乗って足でテコの原理で切り離された貨車を所定の場所に止まっている同じ行先の貨車のところまで持ってきて、自動連結器がガチャンと連結されるところにうまく止めるのです。
次に、さっきの入れ替え用の機関車が、また残りの貨車の編成を押し出してくるのです。切り離された貨車は、線路のポイントが切り替えられてて、今度は別の線路に進んでいくのです。
そんなのを繰り返しながら、宛先別に貨車を入れ替えるのです。ずーっと見ていても飽きない作業なのです。切り離された貨車に飛び乗って、足でうまくブレーキをかける作業は格好良いのです。
国鉄の線路と私鉄の線路は、大抵はどこかで繋げられているので、私鉄でも貨物輸送は盛んに行われていて、私鉄と国鉄波直通できる時代なのです。
直通できないのは、軽便鉄道のニブロク(２フィート６インチ)なんかのナローゲージや広軌の私鉄、そして路面電車くらいなのです。
今ではゲテモノに見えるような車両が、私鉄にはた～くさんある時代なのです。

今回の品物は、そんな昭和の時代の鉄道を収載した書籍です。保育社のカラーブックスと言う、当時の人気の書籍です。懐かしい鉄道や車両、そしてそれらの概要を読むのは懐かしくもあり、興味深いものになるかと思います。この機会に蔵書に加えては如何でしょうか。

今後、今まで集めてきた、昭和な品物や鉄道関係を主体に出品してまいります。全体的に状態の良いものが多いと思います。フォロー頂ければ、きっと良いものに巡り会えると思います。

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