日本語字幕付き
DVD
R.シュトラウス:
『エレクトラ』
(ザルツブルク音楽祭2010)
ガッティ指揮
ウィーン・フィル、
テオリン、
ウェストブローク、
マイヤー、
パーペ、ほか
“実母とその愛人によって実父を殺された兄弟たちによる残忍な復讐劇”という題材にふさわしい内容のリヒャルト・シュトラウスの過激なオペラの映像作品。
2010年のザルツブルク音楽祭で話題となった上演をライヴ収録したもので、エレクトラ役にイレーネ・テオリン、クリソテミス役にエファ=マリア・ウェストブローク、クリテムネストラ役にヴァルトラウト・マイヤー、オレスト役にルネ・パーペという配役と、ダニエレ・ガッティ指揮ウィーン・フィルによる演奏、ニコラウス・レーンホフの演出、ライムント・バウアーの装置デザイン、アンドレア・シュミット=フッテラーの衣装デザインによる舞台となっています。
近年オペラの世界で絶好調のダニエレ・ガッティの指揮は見事なもので、この血の匂いに満ちた残忍なオペラから、凶暴一辺倒ではない幅広い音楽の魅力を引き出しているのが印象的。作曲者が追求したオーケストラの響きは実に多彩なもので、ヴァイオリン3部、ヴィオラ4部、チェロ2部、コントラバス1部の計10声部という凝った編成の弦楽セクションによって、豊かな表情を湛え精妙をきわめた音楽を聴かせてくるほか、凶暴残酷な大音響でもそのオーケストレーションの見事さをウィーン・フィルが巧みに表現しているのがさすがです。
『エレクトラ』の舞台は、題材のイメージが明確なため似たような雰囲気になることが多いのが特徴で、ここでもダークで荒涼とした質感という共通の性格をベースにしてはいますが、最後にレーンホフがユニークな解釈を見せてくれるのは注目されるところでもあります。(HMV)
R.シュトラウス:
『エレクトラ』全曲
エレクトラ:イレーネ・テオリン(ソプラノ)
クリテムネストラ:ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)
クリソテミス:エファ=マリア・ウェストブローク(ソプラノ)
エギスト:ロバート・ギャンビル(テノール)
オレスト:ルネ・パーペ(バリトン)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエレ・ガッティ(指揮)
演出:ニコラウス・レーンホフ
装置:ライムント・バウアー(舞台装置)
衣装:アンドレア・シュミット=フッテラー
収録時期:2010年
収録場所:ザルツブルク、大祝祭劇場(ライヴ)
収録時間:109分
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、ドルビー・デジタル5.1サラウンド
字幕:日本語、英、独、仏、西、伊
NTSC
Regon All
国内仕様盤、帯付き
日本語字幕付き
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