「Loro Piana(ロロ・ピアーナ)」
男女問わず、たとえファッションに精通していなくとも上質を愛する人であれば、だれしも耳にしたことのある名。
それだけ普遍的であり、ラグジュアリーの代名詞的な存在がロロ・ピアーナです。テキスタイル及びヤーンメーカー、
それも最上のなかの最上なものだけを扱うことで知られ、今日では「ラグジュアリーウエアを手がけるブランド」の
地位を確立しています。ビキューナ、ベビー・カシミヤ、ウールといった名称のもっと根幹を見据え、原産地とともに
取り組み、それぞれの最高級の上澄みだけをすくい取っているのです。6世代にわたって受け継いできた知識と経験に
約束された最高の品質。本物のなかの本物をまとう喜びはひとしおです。
【 特徴 】
ロロ・ピアーナ社は、「最高の製品のみを保証する。」というポリシーのもと、最高級の原料確保に強い
こだわりをもっており、例えば、毎年のオークションにてメリノウールスーパー100Sを年間生産量の30~40
パーセント購入するなど最良ロットのメリノウールを獲得することで、業界でも特権的な地位を得ています。
また、先述したタスマニアンを例にとれば、タスマニアン120Sとして商標登録された服地はメリノウールの
17ミクロンの非常に細い糸で織ったもので、独自に開発された「タスマニアン」は世界へ初めてタスマニアの
名を広め、ついには業界用語となったほどの革新的な服地なのです。
ロロ・ピアーナ社がもう一つ重要視している素材がカシミヤです。
最高品質のカシミヤの原産地は中国内モンゴルですが、現地で独自にカシミヤを厳選し、最高のカシミヤ
だけを購入しています。世界の高級カシミアの4割はロロ・ピアーナによって生産されております。
セルジオ ロロ ピアーナ氏は『私たちのブランドは幅広い層ではなく、品質を重視する意識の高い人たち、
時代に流されない自分のスタイルを持つ人たちを対象にしています』と語っております。セルジオ氏が語るようにロロピアーナはトレンドを追いません。何故ならロロピアーナの服は“完成された一種のトレンドスタイル”であり、
それ以上も以下も存在しないからです。時代を超越した美しさを持つ服は、紳士服のひとつの到達点と言えます。
【 アイテム 】
この秋冬は華やかさを盛ったジャケットが正解です。
休日のジャケット着用率も高くなった今、グレーやネイビーという「ベーシック色=無難な色味」という穿った見方してしまうと、
ともするとツマラナイ着こなしに陥ってしまう、というのもまた事実なわけで。特にアイテムを重ね着する秋冬シーズンともなると、
よりその印象は顕著になってきます。
そこでおススメなのが、オトコの色気や品格を分かりやすく演出してくれるツイードジャケット。
大人の渋みを演出するのに絶好である反面、年齢以上に老け込んで見える危険も……。ツイードジャケットは
そんな渋ジャケットの代表例。とくにガシッと硬い生地のものは、本格的ではあるが野暮に陥りやすいです。
それを避けるためには、できる限り柔らかなツイードがおススメ。ご紹介するのはロロピアーナの逸品。
ロロピアーナと聞いただけで極上なツイードであることは言わずもがな。
自然と見事に調和した男っぽくてラグジュアリーなカシミアツイード。
【 デザイン 】
Loro Piana(ロロピアーナ)からご紹介する『 カシミアリネン ツイードジャケット』。
英国クラシックなツイードだからこそ、【上質な素材】、【上等な仕立て】を選んで、
無難に転ばせない必要があります。本作、ロロピアーナのリネンカシミア素材ゆえに巷にあふれる
凡百のツイードジャケットとは一線を画す圧倒的なクオリティを誇り、かなりの確率で
“いい仕立てのジャケットを着ているなぁ”と思われるはず。仕立てがよくとも、堅苦しさは皆無なので
今どきなリラックスした雰囲気で楽しめます。
季節感を楽しむならツイードが正解です。
テーラードジャケットを使って季節感たっぷりに仕上げるなら、生地は俄然ツイードが狙い目。
単に暖かいだけでなく、ブリティッシュトラッドやカントリーテイストといった妙味のある
コーデを軽便に実現できるのも魅力。ですが、昔ながらの英国ツイードでは日本の都会ではトゥーマッチ。
本品のようなカシミア素材のツイードあれば、柔らかくしっとりとした風合いにより、
圧倒的な品の良さが添えられ、都会と郊外、どちらにもマッチする雰囲気に。
コントラストを控えた柄色も素晴らしく、アーシーな色使いでシックにまとめれば、
品のいいムードを引き立ててくれます。いつものジャケットから置き換えるだけで、
ひと味違った気分のコーデが楽しめるはず!
ジャケットのモデルは、同社のアイコンスタイル『MADRID(マドリード)』です。
こちらのジャケットの特徴は『構築的なナポリ仕立て(セミコンストラクテッド)』になります。
現在のメンズファッション、ことジャケットに関しては、クラシック・モード問わず
“柔らかければ良し”とされている風潮があります。もちろんソレはナポリジャケットの特徴。
ですが本作は、砕け過ぎず“柔らかさの中に凛とした男らしさ”があります。
最高のサルトリアルの基準で仕立てたセミ・コンストラクテッド(ハーフキャンバス)は胸部からラペルにかけて
芯地を表地の裏に手作業で縫い合わせることで、身頃から肩のラインをシャープに守ります。また、着れば着るほどに、
芯地が身体の形に沿ってくるため、高いフィット感が得られます。安価な製法と異なり、接着からくる生地の膨れや型崩れを
起こさないため、高耐久で長く愛用できるのが特徴。シルエットを整える裄綿は薄く、軽く、着心地は断然ストレスフリーながら、
立体的なパターンと高度なテーラーリング技術によって、より美しく凛々しい体型へと導いてくれる立体的なフォルムを実現。
男らしい胸周りのボリューム感や、なだらかなショルダーラインが特徴的。つまり、着るだけで
“男らしさ”を叶えてくれる作りなのです。そんな男らしい見た目に、ストレスを感じさせない着心地が相まって、
エレガントな佇まいが生み出されます。楽チンな着心地ながらも、根底は「クラシック」。確かな審美眼を持つ大人の男性にこそ
相応しい仕上がり。流行に左右されないので、来年も再来年も着られます。長年付き合っていくのにもってこいです。
デザインは、クラシコイタリアの王道を行く 『段返り3Bジャケット』になります。
曲面と曲線の連続性を重視して作られた典型的なナポリスタイルのジャケットですが、時代に左右されないラペル(幅9cm)、
ゴージは高すぎず低すぎず、クラシックな位置を守っているところに普遍的な美しさを感じます。コンパクトな肩まわり、スマートに
見える狭めの前身頃などにより、クラシックさの中に現代的なエッセンスを溶け込ませることによって、決して懐古趣味にならない
¨モダンな印象のナポリスタイルジャケット¨へと昇華。つまりは、クラシックな装いではなくモダンな着こなしが可能となります。
高度なテーラリング技術に裏打ちされた“ソフトな着心地”が魅力!
言うまでもありませんが、着心地のよさやシルエットの美しさはフルマシンメイドジャケットよりも秀でています。
薄手の毛芯を使用したソフトな仕立てですが、立体的に成形された毛芯によって、精悍な胸まわりのボリュームを生み出しています。
袖付けはもちろんハンドになります。たっぷりイセ込んだ肩と前方へ大きく湾曲する前振り袖によって、高い運動性を実現しています。
この他にも、首まわりにフィットする上衿のノボリ、美しい曲線を描くラペルのロール、背中に吸い付くようなエレガントな
バックスタイルなどから、仕立てのよさが窺い知れます。
構築的な印象は強くなく、だからといって崩し過ぎてもいない。軽快さを追求しながらも、
あくまで男らしく、身体を美しく魅せるシルエットとなります。
美しく見せることに並々ならぬ拘りを持つブランドだけに、表情作りが非常に上手いです。
ラペル、フロント、ポケットなどの主要ステッチは全てを職人が手縫いで仕上げています。 見返し、裾まわり、裏地など、
見えない箇所についても手まつり縫いで仕上げることで、ふんわりとしたやわらかい表情を作り出しています。
ロロピアーナらしいディテールも健在。
ネック下に1ボタン備えることで、シャープ&スポーティーな襟立スタイルもお楽しみ頂けます。
襟腰のパーツにはお馴染みの『ゴートスエード』、内ポケットは右に1つ、左に2つ。
内ポケット左は『電磁波シールドポケット』になり、人体へ悪影響を及ぼす(脳腫瘍の発生率を高める)
ということで話題になっている¨携帯電話の電磁波を軽減させる¨テクノロジーを搭載。
袖先はアンフィニッシュ。ボタン(2種類)と糸が付属しますので、ご自身でお付けください。
全方位的に気持ちイイ、軽やかな一枚仕立てのカシミアリネンツイードジャケット
暖かみのあるカシミア素材とツイード本来の重厚でラフな表情は残しながらも、軽くソフトな肌当たりに仕上げられた
ニットのようなやわらか生地を採用。ゆえに仕立て上がりはエレガントなのです。きっちりタイドアップもできますが、
素材感があるのでブルゾンやカーディガン感覚で羽織るのが一番似合います。
柔らかなツイード素材やその丸みのある軽やかな作りによって、必ずやリラックスできるので休日ジャケットには最適!
そして素材はロロでお馴染みのカシミアですから、まさに¨鬼に金棒¨。全方位的に心地よく、守られるような暖かさ、その優しい
繊細な感触は、着る人を幸せな気分にさせてくれるに違いありません。
リラックスもクラシックもモードも捉えることの出来る銘品なので、八面六臂の大活躍は間違いなしです!
【 ディテール 】
・ハーフ・キャンバス仕立て
・シングルプレスト
・段返り3つボタン
・ネック下1つボタン
・ソフコンショルダー
・バルカポケット
・両玉縁フラップポケット
・台襟:ゴートスエードレザー
・サイドベンツ
・フロントダーツ
・サイバラ
・袖先:4B(開き見せ)
・内ポケット3つ(内一つ、電磁波シールドポケット)
【 生地 】
素材は、ロロピアーナの十八番である『カシミアリネン ツイード』です。
その年に採れた最高級の原毛を優先的に仕入れ、その中でさらに貴重・上質とされる
カシミアは同社のオリジナルコレクション、「 Loro Piana(ロロ・ピアーナ) 」で独占します。
世界最高峰のミル(生地屋)としてロロ社と並び称されるのがエルメネジルド・ゼニア社(アニオナ社)ですが、
カシミア素材に関しては、ロロ・ピアーナ社の方が上、ロロの右に出るものはおりません。
ロロのカシミアウェアを手にするということは、¨ロロピアーナの
真髄に触れると同時に、世界最高峰のカシミアウェアを手に入れたことになる¨、
そう言っても過言ではございません。
ツイードらしい耐久性を手に入れたカシミアリネン ウェールズ ツイード。
大和魂を持つ英国紳士、白洲次郎は、「ツイードなんて買ってすぐ着るものじゃないよ。3年くらい軒下に干したり雨ざらしにして、
くたびれたころ着るんだよ」という名言を遺しましたが、本作は、「カシミア」x「リネン」の混紡によって
ざっくり頑丈なツイード素材が、なめらかなしっとりとした極上の質感に進化。
冬向け商品でリネンを使うのは一般的に珍しく、夏向け素材の印象がありますが、リネンは繊維強度が極めて高いため、
細番手繊維カシミアの繊細さを補うためにリネンを混紡。ふんわり滑らかなカシミアの起毛質感で、
肌触り着心地は超ラグジュアリー。それでいて普段着としての強度を維持した、実用性がしっかりと考慮された商品です。
普段着使いできる最高級品になります。
【 素材 】
表地/カシミア:50%・リネン:50%
裏地/キュプラ:100%
部分/ゴートスキン(山羊革)
【 色 】
モダンとカントリーを併せ持つ『 ブレッシア 』です。
土臭くないベージュ系カラーで、大人っぽく着こなせる魅力的なカラーです。
淡いトーンで仕上げたハリスツイード調の¨プリンス・オブ・ウェールズ・チェック柄¨が良い風合いで
優しげで温もりがあり、どこまでも上品且つ気取りなく、それでいてまろやかな大人の風格を演出できます。
肩肘を張らず、さりげなく普段着に取り入れられる汎用性の高さも魅力です。冬はダークトーンの着こなしになりがちですが、
こういった淡色を選ぶことでリラックス感が出つつ優雅な雰囲気に包まれます。
【 サイズ感 】
シルエットは『身体を包み込むほど良くタイトなシルエット(クラシックモダンフィット)』です。
ナポリテーラードのように柔らかく、優しく包み込まれるようなフィット感。肩から上胸にかけては厳選された
上質な薄芯地により張りを持たせ、ボディーラインが常に美麗に見えるようなっており、高い位置からバランス良く
シェイプされたウエストにかけての流麗なライン取りは、後ろ姿も美しく見せてくれます。日本人に嬉しい小さめの
アームホールも、イセ込みしている量が多いので動かしやすいです。
決して細すぎず、太すぎず流行に左右されない普遍性な美しさがあるので、いつの時代も輝きを失うことはありません。
クラシックとモダンのバランスが本当に絶妙です。
【 サイズ 】
【 54 】
【 サイズ実寸 】
着丈: 77.5 cm
肩幅: 48 cm
身幅: 56.5 cm
ウエスト幅:53 cm
袖丈: 68 cm
採寸位置
着丈・・・・・襟付け根中心から裾
肩幅・・・・・肩先から肩先直線
身幅・・・・・袖付け根位置の脇下両端直線
ウエスト幅・・ウエストの一番細い部分の直線
袖丈・・・・・肩先、袖付け根から袖口
全て平台の上に平置きし、外寸を計測。
サイズスペックは各サイズよりランダムに選んだ一個体の実寸値となります。
商品により誤差がある場合がございますのでご了承ください。
【 着用シーズン 】
春/秋/冬
【 モデル 】
MADRID CASH LINEN GALLES
【 品番 】
FAF8323
【 状態 】
新品未使用
【 付属品 】
着せ替えボタン、袖用ボタン、スペアボタン
【 製造国 】
イタリア製
【 定価 】
¥459,800 ( 税抜き 418,000-)
アメリカ定価 2,795ドル(税抜)より換算
【 備考 】
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